特集 2015年5月20日

ハブに振り回されて石垣島めぐり

翌日からは時おり青空を見せるもののなにかすっきりしない天気が続く。
かっこいいハブ看板
かっこいいハブ看板
ふらふらといい感じの林道を探して北部まで足を伸ばす。
昆虫は3月に来た時より確実に増えているが爬虫類を見かけない。
コハンミョウ。ハンミョウにしては地味だが上質感がある。
コハンミョウ。ハンミョウにしては地味だが上質感がある。
日本最小のセミ、イワサキクサゼミ。全長わすか20mm程。海洋堂のガチャガチャかと思った。
日本最小のセミ、イワサキクサゼミ。全長わすか20mm程。海洋堂のガチャガチャかと思った。
牧場の牛を撮ったら偶然ブレーメンの音楽隊みたいになってた。
牧場の牛を撮ったら偶然ブレーメンの音楽隊みたいになってた。
こうして(どうして)めぼしをつけた山道を夜回り先生するのだが…
で、見つからない……
で、見つからない……
ハブどころかヘビすら見つからないまま最後の夜をむかえる。胃の底のほうから気管支の下ぐらいにかけて、もや~んとせりあがってくる嫌な感じを抱えた夜をこんな短い期間に2度も経験するとは。強くなれそうだ。
石垣市の市鳥カンムリワシ、かっこいい。ハブまで飛んでけ。
石垣市の市鳥カンムリワシ、かっこいい。ハブまで飛んでけ。
カンムリワシはヘビを好んで食べる。という事はこの鳥についていけばいつかハブを見つけ、襲いかかるに違いない。そこをさっと救い出すわけ。ハブには当然お礼を言われますわなあ。「いや、お礼なんて、いいですよお金なんて。そのかわりといってはなんですが、写真を少し…」
そんなサクセスストーリーをイメージして、尾行しようかと無謀な事も考えたが八重山そばをすすって冷静になった。

ハブをさしおいてレアヘビ!

結局最後の夜は原点に戻り、最初に探索したバンナ公園へ向かう、いや、ぶっちゃけ疲れていたのもある。しかし、探し始めるなりなんか褐色の尻尾が!
お、ハブさんか!?
お、ハブさんか!?
あ~。サキシママダラかー。
あ~。サキシママダラかー。
サキシマアオヘビも姿をあらわした!
サキシマアオヘビも姿をあらわした!
突然のヘビアワーズの到来にテンションを上げ、さらに探索を続ける。
シーサーの目が光ってこわい。
シーサーの目が光ってこわい。
さらに園内を進むとまたシャープに細長い生物の気配が。
またサキシママダラか?いや、もっとなんかこう、トップロープからダイブしそうな身軽な感じが……
またサキシママダラか?いや、もっとなんかこう、トップロープからダイブしそうな身軽な感じが……
バイカダ!!準絶滅危惧種に指定されている。
バイカダ!!準絶滅危惧種に指定されている。
サキシマバイカダ。八重山諸島に分布する小型のヘビで夜行性かつ樹上性(木の上で生活)のため発見例が少なく、生態の多くは謎に包まれている。レア度でいえば、サキシマハブよりはずっと上だ。
速い!そして弱そうなのに好戦的!
速い!そして弱そうなのに好戦的!
かま首をもたげて何度かこちらを威嚇した後、素早く木に乗り移って逃げて行った。やった!うれしい!バイカダブラボー!サキシマハブなんてもういいや、毒とか危ないし……あと、あとちょっと探そう……石垣島最後の夜はまだ続く。

むりやり会いに行く

翌朝、急遽石垣港におもむき、朝一番の船舶チケットをゲットした。
目指すは黒島にあるウミガメ研究施設「黒島研究所」だ。
レンタルサイクルですいっと行けます。
レンタルサイクルですいっと行けます。
中にはウミガメをはじめ黒島に住む生き物達を展示しているブースがある。
いた!
いた!
つまり昨夜のサキシマハブ探索は残念な結果に終わり、急遽黒島まで海を渡って見に来たのだ。
なんか暗い……そうまでしたのにあんまりうまく撮れてないという……
なんか暗い……そうまでしたのにあんまりうまく撮れてないという……

画像はきちんと確認しよう

現地で情報を仕入れつつ、ハブ探しに奔走していたらはからずも石垣島内から黒島に至まるで観光地や景勝地を堪能する事となった。最後の写真がしっくりこなかったのも再訪したいという潜在意識からの意思がシャッターを押す指を狂わせたのだろう(まあ、オートなんですが)。また撮り直しにいきます。
具志堅グッズもゲットしたし。
具志堅グッズもゲットしたし。
ちなみに探索では林道や側溝を見て回り、深い薮の中など視界が悪くハブに咬まれる恐れのあるところには踏み込んでいない。これからハブはより活発になるので、石垣島を散策する際は無闇に草むらなどに入ったりせず、充分に注意していただきたい。
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