特集 2015年5月20日

ハブに振り回されて石垣島めぐり

まさかのリベンジ

あれから2ヶ月、サラリーマンが働かずにサラリーを消費する魔法の期間、ゴールデンウィークに、私はふたたび石垣島に立っていた。3月にダメもとで行ったつもりがなんだか悔しくなって、帰るなりインターネットで予約したのだ。えらく値がはっていたが平気さ、サラリーを使うためのウィークなんだから、なんくるないさー!(なんくるあるんだけど)。
なんかいい気候だぞ!
なんかいい気候だぞ!
到着日の日没前、スコールのような大雨が降り出す。天気予報では沖縄は梅雨入りの予報も出ていた。
アーケード中に弾丸のような雨音が響く
アーケード中に弾丸のような雨音が響く
この打ちつけるような雨は、生物達に活力をもたらすであろう!特にハブに!天からの強壮剤じゃ!ハブアタックじゃ!と都合よく神がかりになった後、お気に入りの林道へ向かった。
ぬおっ!いい!
ぬおっ!いい!
雨上がりのむし暑い林道は3月とはうって変わって騒がしかった。
不気味な鳴き声がこだまし、ライトに反応して大小の物体がうごめく。林道というハコにオーディエンスが集ったのだ。ただし、羽虫、クモ、ムカデ、カエルなどが大半なのでフェスというより百鬼夜行に近いかもしれない。
これは3月にも見たオオハナサキガエル。
これは3月にも見たオオハナサキガエル。
ヤエヤマヤマガニ、「ヤマヤマ」のとこなんとかならないか。
ヤエヤマヤマガニ、「ヤマヤマ」のとこなんとかならないか。
リュウキュウカジカガエルかな?詳細不明。小さくてかわいい。
リュウキュウカジカガエルかな?詳細不明。小さくてかわいい。
「タイタンの戦い」みたいなタイワンサソリモドキ。危険を感じると尻尾の先から刺激臭を出す。
「タイタンの戦い」みたいなタイワンサソリモドキ。危険を感じると尻尾の先から刺激臭を出す。
突然落ちて来たサキシマキノボリトカゲ。終電で乗り過ごしたような顔をして枯れ葉の上を走っていった。
突然落ちて来たサキシマキノボリトカゲ。終電で乗り過ごしたような顔をして枯れ葉の上を走っていった。
おびただしい数のトビズムカデ(とにかくでかいムカデです)とともにひときわ存在感をみせていたのがオオヒキガエル。
外来種だけあって違和感ありまくりのボリューム。
外来種だけあって違和感ありまくりのボリューム。
畑の害虫駆除のために移入されたが、その繁殖力、そして猛毒により在来種を減少させ、「世界の侵略的外来種ワースト100」にランクされて逆に駆除されまくっているカエルである。カウンターガエルだ。

すぐ上の枝ではリュウキュウコノハズクが鳴いている。
「石垣牛でも食いにいけばいいのに」アホを見るような目でこちらを見下ろしていた。
「石垣牛でも食いにいけばいいのに」アホを見るような目でこちらを見下ろしていた。
そしてついに側溝の近くで念願のヘビとの出会いが!
サキシマアオヘビ。きれいなヘビだなー。
サキシマアオヘビ。きれいなヘビだなー。
もういっちょヘビきた!
サキシママダラ。石垣島では比較的よく見られるヘビらしい。
サキシママダラ。石垣島では比較的よく見られるヘビらしい。
愛嬌のある表情、毒はないがくっさい臭いを出す。
愛嬌のある表情、毒はないがくっさい臭いを出す。
ヘビたちは躍動し、エサとなるカエル達はぴんぴんその辺で跳ねている。ムカデはうざい。このぶんならサキシマハブなんて秒速で発見できるに違いない。
ネズミもいたし。
ネズミもいたし。
ところが、こんなご機嫌な夜でもハブには出会えなかったのである。
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