特集 2015年5月9日

4月の記事ベスト5&「味のコスプレ」

製麺マニアの指導の下、横浜生まれの家系ラーメンを自宅で再現する。「家家系」だ。
古賀「二郎ラーメンの自作に続き、今度は家系ラーメンの自作ですが、またしてもこれすごいですね。作ってくれているマダラさんは何者なんですか」
横浜生まれのラーメン「家系ラーメン」
横浜生まれのラーメン「家系ラーメン」
玉置「釣りと製麺が好きなサラリーマンです。面識は全然なかったのですが、製麺本(玉置さん無類の製麺機ファン。製麺機の同人誌まで作っている)を作る際に、ネットでナンパしました。ブログをみると、ラーメンと釣りのことしか書いてないです」

古賀「ナンパ…! 釣りが好きで製麺も好きって玉置さんと趣味ドンピシャじゃないですか。釣りと製麺の親和性が高いってこと…なんでしょうか」

玉置「リールと製麺機って構造が似てるからですかね。ハンドル回すし」
古賀「そこ?!」

玉置「晴れたら釣り、雨なら製麺が正しい休日です。釣りもラーメンも、おっさんに似合います 」

古賀「「おっさん」という共通項が。ただ、この家二郎とか、家で家系ラーメン作りというのはいわゆるおっさんの「男の料理」みたいのとは違う気がするんですよね。 そこがいいところなんじゃないかと思うんです」

玉置「料理というか、DIYで犬小屋とか本棚を作るっぽい感じですかね」

古賀「男の料理って「俺の作ったものを食え」ですよね。でも記事の場合は、店で食べたラーメンを忠実に再現することに重きをおいて自我のない感じがむしろかっこいい」

玉置「製麺ワークショップですね。答えのわからない謎解きみたいな。味のコスプレみたいなもんです」

古賀「ああ! なるほど! 味のコスプレ。 最高にオタクですね。 もちろんほめてます!」

味のコスプレ(「自宅でできる二郎風ラーメンの作り方」より)
味のコスプレ(「自宅でできる二郎風ラーメンの作り方」より)
玉置「コスプレ、コスト無視プレイでもあります。計算すると1杯1000円くらい掛かるんですよね 」

古賀「うわー、そうなのか。 ひごろ料理って作るの面倒ですよね。じゃあスーパーで売ってるの買ってくればいいじゃないかと言うとそういうことじゃない。コストとか栄養面とか。

でも、このラーメンは、そもそも店で売ってるものをわざわざ完璧にコピーしてしかも店より高い。いってこい度がはんぱない。」


玉置「趣味の製麺ですから。経営者としては素質ゼロです。主夫としても。あ、釣りもそうですね。魚を魚屋で買った方がだいたい安い。1万円くらいの乗船料払って、イカ5匹とか。釣りと製麺の共通点が見つかってよかったです 」

古賀「どっちもなにしろ趣味性が高い」

玉置「釣るところからフィッシュバーガーとか作りたいですもん。丁寧な暮らしっていうんですかね? スローライフですよこれが。結果としてジャンクフードの大量摂取だけど」

古賀「クウネルっぽさは一切ないですよね。勤勉で丁寧なジャンクフード作り」

玉置「食っちゃ寝、ですね」


古賀「ところで、製麺機いま何台になったんですか。玉置さんは」

玉置「何台なんですかね。 いや、いいんですけど。マンションが満室で、いま困っています。製麺機マンションが。五階建ての。 今数えたら、マンションの外に7台くらいありましたよ。」
玉置さんちの製麺機マンション
玉置さんちの製麺機マンション
古賀「えっ」

玉置「でもほら、実用品だし」

古賀「1台あるかないかで十分ですよ」

玉置「町内会とかグループで一台がいいと思います。杵と臼みたいなもんなので」

古賀「玉置さんひとりでいまある程度の規模の自治体なら束ねられますな」

玉置「将来は製麺会館を作りたいです。 ラーメン屋を開きたい、ではなく、博物館指向です。」

古賀「麺の店目指さないんですね」


玉置「毎日同じ味を作るのは無理です。「ごっこ」が楽しい。コスプレイヤーですから。」
次は、ライター乙幡さんのインタビューです。
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