特集 2015年3月10日

ベトナム家庭の大晦日で文化の違いにいちいちビックリ

いよいよ、ベトナムの食卓を囲む

居間へ行こうとすると、急にコーラを手渡された。
居間へ行こうとすると、急にコーラを手渡された。
アンちゃん「はい」
ネルソン 「えっ、正月料理!?」

アンちゃん「違うよ、食べてみて」
ネルソン 「??」
ジャキッ、ジャキ、ジャキ!
ジャキッ、ジャキ、ジャキ!
ジャクッ、ジャク、ジャク!
ジャクッ、ジャク、ジャク!
炊いた豚肉をゆで汁ごと冷やし固めたもの、らしい。コーラの缶を使うかどうかは各家庭による。
炊いた豚肉をゆで汁ごと冷やし固めたもの、らしい。コーラの缶を使うかどうかは各家庭による。
そ、それじゃ…。
そ、それじゃ…。
あ、おいしいー!
あ、おいしいー!
食べて気付いたけど、これは完全に煮こごりだ!
そして、そんなお客の反応に全く興味がない後ろの三人に笑ってしまう。


そして、やっとこさ昼ごはんの時間に。
あら、豪華~!!
あら、豪華~!!
これがテト、正確には大晦日の昼ごはん。
アンちゃんが言うには、「普段の食卓よりちょっと贅沢」程度らしい。
全体的に緑色が目立つ点は、やはり香草や野菜を多く食べる国だからだろう。
そしてやはり、
そしてやはり、
カラオケは標準装備。
カラオケは標準装備。
ネルソン 「カラオケ、するんだよね?」
アンちゃん「ウチはしないよー、音楽を流すだけ」
ネルソン 「あらそうなん、カラオケ機器も置いてないの?」
アンちゃん「置いてあるけども」
ネルソン 「置いてあるのかよ」


実際、ベトナムはどの家庭にもカラオケ機器は置いてあります(もちろん例外はある)。カラオケが日本の言葉だと知らないんじゃないかというくらいに溶け込んでいて、休日になると朝から夜まで屋外で歌っていることもしばしば(騒音の概念はないに等しい)。葬式、結婚式、式がつくものなら、悲しかろうが嬉しかろうがとにかく歌って過ごします。


さて、昼ごはんのメニューは…。
鶏肉のお粥、
鶏肉のお粥、
豚肉の角煮と煮玉子、
豚肉の角煮と煮玉子、
ゴーヤの肉詰めスープ、
ゴーヤの肉詰めスープ、
輪切りにしたバインダイ、
輪切りにしたバインダイ、
鶏肉とキャベツとザボンのサラダ、
鶏肉とキャベツとザボンのサラダ、
レタスや香草やお肉などをライスペーパーで包んで食べる手巻き生春巻き。
レタスや香草やお肉などをライスペーパーで包んで食べる手巻き生春巻き。
といった内容です。

味付けは濃くも薄くもなく丁度いい、日本人の舌にも合いそう。南部は甘い、中部は辛い、北部は塩辛い、と地域によって違いがあります。きっと家庭の味も変わるのだろう。


ネルソン 「正月料理はさ、アンちゃんにとって嬉しいものなの?」
アンちゃん「んー、正直嫌いかなぁ」
ネルソン 「正直嫌いだったんか…」
アンちゃん「まぁ、でも、この雰囲気は楽しいよね!」


考えてみると自分も正月料理、お雑煮やおせちはあんまり好きじゃない。ただ、正月の雰囲気は好き。よく分かる。個人の趣味趣向で考えると、そういうものなのかもしれないなぁ。
ベト君、カメラ目線はやめなさい。
ベト君、カメラ目線はやめなさい。
それでは皆さん、チュックムンナンムイ!あけましておめでとうございます!

宗教も関係していると思うのですが、ベトナムの多くの家庭では仏壇があり(日本のように金箔を使ったりするほど豪華ではない)、元旦から三日間に渡って線香を焚き続けるそうです。それは、家に帰ってきたご先祖様を迎えて共に食事をするという意味があり、ひょっとすると日本の正月よりもお盆に近いものなのかもしれません。

また、このテトに合わせて都市部で働く多くの単身者が地方に帰るのですが、「家族と離れたくない!」と言ってそのまま仕事を辞めてしまうこともしばしば。経営者にとっては、社員を休ませる長期休暇でありつつも、辞められないか戦々恐々とする期間でもあるそうです。
<もどる ▽デイリーポータルZトップへ

デイリーポータルZを

 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ

↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓