特集 2014年11月10日

Make: vs DPZメディア対抗ヘボコン対決!

亀に乗るセレブ

この日が初顔合わせだった一同。差し入れのたい焼きを平らげてから、和やかに改造開始。

しかし作業が始まるやいなや、Makeチームの鹿野さんが取り出したアイテムに一同の視線が集中した。
Makeのキャラクターのメイキー君
Makeのキャラクターのメイキー君
思いっきり紙粘土の豪快な人形が出てきた。机に置く音も「ドスン」である。「本当は3Dプリンタを使いたかったが諦めた」というこの人形、このあと鹿野さんのロボットの主役となっていく。
養生テープで雑に固定されるメイキー君。(※ヘボコンにおいて「雑」は美徳とされています)
養生テープで雑に固定されるメイキー君。(※ヘボコンにおいて「雑」は美徳とされています)
レッドカーペットを敷いてセレブを意識。と同時に紅白の紐でめでたさを演出。はじめて見るタイプの和洋折衷。
レッドカーペットを敷いてセレブを意識。と同時に紅白の紐でめでたさを演出。はじめて見るタイプの和洋折衷。
カスタムの様子は動画でもごらんいただこう。
ちなみに後ろにずっと流れている謎の音楽は、僕が改造用素材として持ってきた念仏機の音だ。台湾で買った、スイッチを入れるとお経が流れる機械である。

亀が引っ張るメイキー君は、念仏機のせいで最初「葬式っぽい」と散々言われたため、セレブ路線に方針転換。結果としてコンセプトがそのまま、おぼっちゃま君のそれになった。
ゆっくり行け じっくりやれ カメに乗れ(乗ってないけど)
ゆっくり行け じっくりやれ カメに乗れ(乗ってないけど)
ミニヘボコンのポイント2

ちょっとでもうまくいかなかったら、すぐに諦めたり、方針転換しよう

Make:チーム 鹿野さん作
「セレブMakey 1号」

亀の上にMakeyを乗せようと思っていたのですが重過ぎて動かなかったため、苦肉の策で大八車に。
ドナドナ感を消すためにレッドカーペットとスパンコールをつけてみました。(鹿野)

万人に開かれた雑

続いてMakeチームの森田さん。

組み立て済みのタミヤのキットをベースに改造していくはずだった森田さんだが、動かしてみるとキットがまずうまく歩いてくれない。大きな問題を抱えてのスタート。
キノコをガムテープで固定
キノコをガムテープで固定
しかしそれを気にかけることなく、いきなりガンガン装飾をはじめる森田さん。致命的な問題を後回しにするその潔さ、ヘボコン的には頼もしい。
キメラ感出てきた
キメラ感出てきた
ここでようやくキットの修理に着手。みんなで調べたところ…
この緑のギアがしっかりはまっておらず、噛みあわせが外れてしまうようだ
この緑のギアがしっかりはまっておらず、噛みあわせが外れてしまうようだ
ガムテープで雑に補修
ガムテープで雑に補修
雑な補修が功を奏して動くようになった様子は、のちほど動画で。

ちなみにさっきから雑雑いっているが、作業者の性格が雑なのではなくて、固定する材料がガムテープと養生テープしかないのだ。
本人の性格を問わず、誰もが雑になってしまう作業環境。これも今回のミニヘボコンの特徴だ。
ミニヘボコンのポイント3

「雑」の世界へようこそ!

Make:チーム 森田さん作
「水玉きのこと仲間たち号」

水玉きのこを応援するために仲間が集まりました。さまざまな生き物の夢と重みと不安定を背負ってがんばります!(森田)
設定上はすごくメルヘンでほんわか系ながら、実際動かすとものすごい勢いで突進してくる。狂気を感じるロボである。

文具系ホラーロボ

いっぽうでデイリーポータルZチーム。

まずは持ち前の器用さで、最初からかなり完成度の高いロボットを持ち込んだきだてさん。
すごい勢いでこのハサミを振り回す
すごい勢いでこのハサミを振り回す
ただ「バランスが不安定ですぐ転ぶ」という大きな弱点があり、この作業時間でこれを克服しなければならない。
その前に、家で作ってきたジェイソンマスクを組み立て
その前に、家で作ってきたジェイソンマスクを組み立て
より恐ろしいビジュアルに
より恐ろしいビジュアルに
記事の撮影は10月下旬。「ハロウィンだからちょうどいいっすね」などと言っていたのだが、筆者がモタモタしていところ掲載はもう11月も中旬である。ごめん。
そしてバランス改善のためにリュックを搭載、中身は…
そしてバランス改善のためにリュックを搭載、中身は…
電池
電池
もちろん電池は電源として用意されたものだ。しかし現場にある資材は限られているので、使えるものはあらゆる用途に使い倒す、ハングリーな姿勢が求められている。
ミニヘボコンのポイント4

使えるものは何でも使え

デイリーポータルZチーム きだてさん作
「殺ロボマシーン1号」

両手のハサミで相手の配線を断ち切り息の根を止める。前進、後退は少し苦手なので、基本の戦法は待ち伏せ。近づいてきた相手のむき出しの配線を狙って襲いかかる。(きだて)
配線切断は決まればかなり強力な技だが、相手の配線がむき出しでない場合を考慮されていないのが最大の欠点であろう。
ミニヘボコンのポイント5

必殺技や戦法を決めると盛り上がるぞ(実用的でなくてもよい)

妖怪のせいかと思ったら北欧神話

最後に編集部の藤原さんの作業風景。
線の細い、繊細そうな男であるが、「手元にあるもの全部乗せる」というストロングスタイルの改造術を披露してくれた。
クワガタに長屋を搭載
クワガタに長屋を搭載
その上にジバニャンが搭乗
その上にジバニャンが搭乗
新幹線の箸をどこに装着しようか迷っている
新幹線の箸をどこに装着しようか迷っている
迷うくらいなら別に使わなくてもいいのに、と思うだろう。
しかし、技術がないゆえに、ロボットの性能的にはどんぐりの背比べになりがちなヘボコン。そのぶん見た目の迫力で相手を圧倒する、精神戦が重要となってくるのだ。

とりあえず盛っておいたほうが迫力は出る。

機能美だとか、引き算の美学だとか、そういうかっこつけは禁物なのだ。
ミニヘボコンのポイント6

迷ったら盛れ
クワの先、ありえないほど不安定な位置に兵士を乗せ、完成。
クワの先、ありえないほど不安定な位置に兵士を乗せ、完成。
ジバニャンと新幹線の色が偶然にもあっており、コーディネート的にもまとまりのよい機体となった。

デイリーポータルZチーム 藤原さん作
「ラグナロク~神々の運命~」

8本の足を持つ伝説の馬が、クワガタになって帰ってきた。
また世界を体現する巨大な木「ユグドラシル」は長屋に、戦争と死の神オーディンはジバニャンの姿になっていたという。新幹線はもちろん、グングニルの槍。(藤原)
こうやって無駄に壮大なバックグラウンドを設定するのも、精神戦(要はハッタリバトル)においては有効である。出場の際はぜひ考えてきてほしい。(大会当日は口頭で説明してもらいますので、そのとき恥ずかしくない程度に)

こうして4対のロボットが出揃った。次のページでは、いよいよサイトのメンツをかけた対決が始まります!
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