特集 2014年10月2日

銭湯マニア目線で馴染みの銭湯にいく

全国だと毎日、東京だと週一ペースで減ってる銭湯

銭湯が純粋に好きだから、だけでも銭湯を周る理由にはなるが、それだけ貪欲に周るのは銭湯の減るペースの早さも関係があるようだ。東京の場合、約50年前のピーク時2687軒から675軒(取材時)まで減少している。

確かにそういった事情を知ると、今のうちにたくさん周っておきたくなる気持ちが分かる。

廃業情報はツイッターで

廃業届けが出されると理事の人がツイッターで広めてくれるため、銭湯の最後はマニアたちでいっとき賑わうそうだ。
東京協会がおこなっているスタンプラリーを見せてもらった。こういうの集めだすとはまるかもなあ
東京協会がおこなっているスタンプラリーを見せてもらった。こういうの集めだすとはまるかもなあ
台紙は協会が出している「お遍路マップ」という本についてきて、1冊88箇所をうめて送ると賞状と記念品がもらえる。これは「ゆ」のロゴが入った記念バッヂ
台紙は協会が出している「お遍路マップ」という本についてきて、1冊88箇所をうめて送ると賞状と記念品がもらえる。これは「ゆ」のロゴが入った記念バッヂ
こちらは江戸川区の協会がおこなったスタンプラリーを制覇した人がもらえる賞状。ちゃんと式典があり、みんなでコーヒー牛乳で乾杯したそうだ。そんな世界があったとは。。
こちらは江戸川区の協会がおこなったスタンプラリーを制覇した人がもらえる賞状。ちゃんと式典があり、みんなでコーヒー牛乳で乾杯したそうだ。そんな世界があったとは。。
これは高山さんの実家がある三重県の銭湯35軒すべてを制覇し手に入れた木札たち。銭湯のためなら三重にまで通うこのエネルギーに脱帽だ。半年かけて集めたそうだ
これは高山さんの実家がある三重県の銭湯35軒すべてを制覇し手に入れた木札たち。銭湯のためなら三重にまで通うこのエネルギーに脱帽だ。半年かけて集めたそうだ

スタンプラリーを何周もする人も

しかし高山さんは、自分なんてまだまだ…とちょっと謙遜ぎみ。こういったスタンプラリーに参加する人は多く、親子で制覇したり同じスタンプラリーを3周する人なんかもいる。

それに、周った数で言えば、町田忍さんという銭湯界のカリスマが3000箇所も周っている。銭湯が減っている現状を考えると実質もうその数を超えることはできないジレンマがあるとも言っていた。
そんな銭湯界の頂点に立つ町田忍さんの本と、監修をつとめる銭湯検定。検定まであるってもうマイナーな趣味でもないかもしれない
そんな銭湯界の頂点に立つ町田忍さんの本と、監修をつとめる銭湯検定。検定まであるってもうマイナーな趣味でもないかもしれない

普通の人でも理解できる銭湯の見所とは?

次に聞いたのは、マニアでなくとも楽しめられる見所。わかりやすさでいえば下記のようなジャンルで分けられる。

・「こんなところになぜ?」という立地的に面白いところ(銀座「金春湯」や表参道の「清水湯」)

・スーパー銭湯顔負けの種類が豊富な銭湯(江戸川区の「あけぼの湯」や板橋区「アクアセゾン」)

・マジシャンが受付していたり(中野区「昭和浴場」)、金魚が泳いでいる(北区「滝野川浴場」)ような変わった銭湯

そしてなんといっても
・外観がレトロでかっこいい銭湯
だろう
カリスマ町田さんに「キングオブ銭湯」と名づけられている北千住にある大黒湯。もはや寺だ!
カリスマ町田さんに「キングオブ銭湯」と名づけられている北千住にある大黒湯。もはや寺だ!
高山さんが作ってる同人誌「東京銭湯」からも見た目がかっこいい所をチョイスしてもらおう
高山さんが作ってる同人誌「東京銭湯」からも見た目がかっこいい所をチョイスしてもらおう
こちらも素敵な外観。芸術的だ。色もたくさんあるんだなあ
こちらも素敵な外観。芸術的だ。色もたくさんあるんだなあ
ちなみに寺院みたいな建築様式は関東大震災後に客を呼び込むために宮大工に建て直させたものが多く、東京ならでは。

マニアックな人の銭湯の見所

さらにすすんで、高山さんのように同人誌を作っちゃうくらい好きな人はどこを見るかというと、ペンキ絵のタッチの違い、下足箱やロッカーの鍵の形、カラン(蛇口)の数、ケロリン桶の割合チェックなど多岐にわたる。
「1010」というフリーペーパーでは銭湯の体重計の針を比べていた。いままで一度も気にしたことないわー
「1010」というフリーペーパーでは銭湯の体重計の針を比べていた。いままで一度も気にしたことないわー
高山さんがお風呂から出たあとに書くメモ。設備など細かく書かれている。この記憶力・・・もし銭湯で殺人事件があったら解決しちゃいそう
高山さんがお風呂から出たあとに書くメモ。設備など細かく書かれている。この記憶力・・・もし銭湯で殺人事件があったら解決しちゃいそう

レイアウト比較が面白い!

体重計の針の違いとかまでいくと正直なかなか理解できないが、高山さんがつけてるこのレイアウトは比べてみるとなかなか面白い。
一番複雑なレイアウトだったという2階建の銭湯。間取りだけでなく、カランの数まで詳細に記憶しておく。マニアはゆったりとお風呂でくつろいではいられないのだ。
一番複雑なレイアウトだったという2階建の銭湯。間取りだけでなく、カランの数まで詳細に記憶しておく。マニアはゆったりとお風呂でくつろいではいられないのだ。
逆に設備がミニマムな銭湯。これはこれで行ってみたくなる。上の複雑な銭湯ともに江戸川区なのでハシゴも面白いかも
逆に設備がミニマムな銭湯。これはこれで行ってみたくなる。上の複雑な銭湯ともに江戸川区なのでハシゴも面白いかも
比べると分かってくる、銭湯の面白み。次ページに続く
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