
七面鳥のササミで作る、タターキー
ここからは水ターキーを離れて、七面鳥の各部位を使った調理実験を楽しみたいと思う。ただし、料理名はなるべくダジャレでまとめたい。
まずは七面鳥のムネ肉にササミと思われる箇所があったので、これをタタキ風にしてみよう。
9キロの七面鳥ともなると、そのササミもチマキを巻く熊笹サイズである。
まずは七面鳥のムネ肉にササミと思われる箇所があったので、これをタタキ風にしてみよう。
9キロの七面鳥ともなると、そのササミもチマキを巻く熊笹サイズである。


ササミがでかい!

本当は生のササミの表面を炙って、カツオのタタキ風にいただきたいところだが、残念ながら生食用の七面鳥ではないので、水から火にかけて80度くらいをキープしてギリギリ中まで火を通し、軽くバーナーで炙ってみることにした。
タタキというか鶏ワサっぽいが、これはタタキなのである。
なぜなら七面鳥のタタキ、タターキーと言いたいから。
タタキというか鶏ワサっぽいが、これはタタキなのである。
なぜなら七面鳥のタタキ、タターキーと言いたいから。


炙ってポン酢をかければきっとタタキ。

中心部分がほんのりとピンクのササミは、柔らかくて瑞々しく、そして旨味がとても濃い。簡単、おいしい、ヘルシー。
その辺のニワトリでは出せない味を堪能できて、とても満足だ。
その辺のニワトリでは出せない味を堪能できて、とても満足だ。

七面鳥のシーチキン風、シーチメン
続いてはまだまだ大量にあるムネ肉を使って、七面鳥のシーチキン風を作ってみたい。その名もシーチメンだ。
シーチキンとシーチメン。声に出すとそれほど似ていないが、カタカナで書くと似ていると思う。
シーチキンとシーチメン。声に出すとそれほど似ていないが、カタカナで書くと似ていると思う。


シーチメン、シー(海)の要素はゼロだ。

適当にカットした七面鳥のムネ肉を、たっぷりのオリーブオイルに七面鳥のスープとハーブ類を加えたもので、これも80度くらいをキープしながらじっくりと煮ていく。
シーチキンというよりはコンフィかな。いや、シーチメンだからシーチキン。
シーチキンというよりはコンフィかな。いや、シーチメンだからシーチキン。


七面鳥の油スープ煮ですね。

少し冷ましてから皿にとり、ちょっと醤油を垂らして食べたのだが、この油のうまさはやばい。
ムネ肉を軽く崩して油をたっぷりと吸わせて食べると、とりあえず強烈に酒が欲しくなる味。保存も効きそうなので、これでしばらくは楽しめる。
ムネ肉を軽く崩して油をたっぷりと吸わせて食べると、とりあえず強烈に酒が欲しくなる味。保存も効きそうなので、これでしばらくは楽しめる。


うますぎて一度鍋から肉だけを取り出し、新たに肉を追加してまた作った。


そして数日晩酌のアテにしてから、油も全部ぶっこみスパゲティに。シーチメン麺?

七面鳥のステーキ、スターキー
さらにムネ肉を使ってもう一品。今度はシンプルにその味を楽しもうと、塩とハーブを全体にまぶして数日寝かせて、塊のまま厚手の鍋で焼いてみた。
七面鳥のステーキ、スターキーである。ステーキなのかこれは。あ、燻製にしてスモーキーならぬスターキーでもよかったな。
七面鳥のステーキ、スターキーである。ステーキなのかこれは。あ、燻製にしてスモーキーならぬスターキーでもよかったな。


火が通っているのか超不安なサイズ。

ムネ肉は火が通りすぎると固くなるので、火の通し加減が難しいのだが、適当にやった割にはうまくいった気がする。
切ってみると中がほんのりとピンク色で、それでいて生っぽさはない。きっとバッチリ。
切ってみると中がほんのりとピンク色で、それでいて生っぽさはない。きっとバッチリ。


大きな七面鳥は丸焼きにするより、部位ごとにちょうどいい火の通りにするほうが味はよさそうだ。

食べてみると、その味はステーキというよりは鶏ハムだったが、やはり旨みの濃さが素晴らしく、心配だったパサつく感じはゼロでしっとりしている。
この肉料理なのにしつこさがまったくない仕上がりは、大人のためのメインディッシュといえるだろう。
この肉料理なのにしつこさがまったくない仕上がりは、大人のためのメインディッシュといえるだろう。

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