コラボ企画 2013年8月26日

カタ屋のおじさんになりたい

公園には誰もいないので、友人宅でおこないます

カタ屋は公園へと車で乗り付けて、荷台からさっそうとカタを広げて、子供たちを集めて商売を始める。

私もそのスタイルを踏襲したいところだが、真夏の公園は暑すぎて、子供は一人も遊んでいなかった。
こんにちは。最年少のカタ屋のおじさんだよ。
こんにちは。最年少のカタ屋のおじさんだよ。
公園に誰もいない。やっぱりカタは冬の遊びだ。
公園に誰もいない。やっぱりカタは冬の遊びだ。
たとえ子供がいても、見ず知らずの子供にカタをやらせるというのはいろいろとハードルが高いので、事前に事情を説明しておいた友人宅でやらせてもらうことにしておいたので、今のは単なる茶番だ。

集まった子供は、上は小学1年生から下は4歳まで。本当はもう少し対象年齢が上の遊びなのだが、このくらいから親しんでもらったほうが、カタの将来は明るいだろう。

家にあった昔のカタと、今回のために作ったオリジナルのカタを持ってきた。カタの未来は君たちに任せた。
家にあった昔のカタと、今回のために作ったオリジナルのカタを持ってきた。カタの未来は君たちに任せた。

今どきの子供にも、真剣に遊んでもらえました

さっそく集まったちびっこ達にカタをやってもらったのだが、まず結論をいってしまえば、とても楽しんでもらえたようだ。

テレビゲームで遊ぶことに慣れた子供たちが(うちにはないけど)、粘土や色の粉で手を汚してまで遊んでくれるのか不安だったのだが、みんな夢中になってカタで遊んでくれたのだ。

もちろん今日集まった子供がこの遊びに向いていたということもあるのだろうが(親からのプレッシャーもあったかな)、新米カタ屋のおじさんにとって、こんなにうれしいことはない。
まずはお手本を見せると、すぐに食いついてきてくれた。
まずはお手本を見せると、すぐに食いついてきてくれた。
あと私の作った東京スカイツリーが東京スカイツリーであるとわかってくれたことが、地味にジーンときた。
ちょっとカタをやるには幼すぎるかなとも思ったが、すぐに遊び方を理解してくれたようだ。
ちょっとカタをやるには幼すぎるかなとも思ったが、すぐに遊び方を理解してくれたようだ。

出来上がった作品達

さてカタ屋のおじさん側になってみた感想だが、人が作ったものに好き勝手に点数をつけることに、妙な満足感と責任感と感じた。

今回は点数を集めても特にいいことはないのだが、それでも子供たちはキラキラした表情で、もらった点を競い合ってくれる。

当たり前だけれど、あのカタ屋のおじさんは(もう名前忘れた)、子供が好きだったんだなと今更ながらに思う。聞いたら「子供なんて嫌いだよ!」っていいそうだけど。
観音様のように金ピカにされた東京スカイツリー。
観音様のように金ピカにされた東京スカイツリー。
耳もとれて、お岩さんのようにデコレートされた謎のキャラクター。
耳もとれて、お岩さんのようにデコレートされた謎のキャラクター。
はい、10,000点。子供が一所懸命に作った作品を壊す行為は、罪悪感があって楽しい。
はい、10,000点。子供が一所懸命に作った作品を壊す行為は、罪悪感があって楽しい。
さすがは小学生だけあって、綺麗に色分けされたコンドル。それにしても、ちゃんとしたカタは、ちゃんとした造形をしていますね。
さすがは小学生だけあって、綺麗に色分けされたコンドル。それにしても、ちゃんとしたカタは、ちゃんとした造形をしていますね。
やっぱり金ピカにされたメスのネズミ。君は将来金持ちになると思うよ。
やっぱり金ピカにされたメスのネズミ。君は将来金持ちになると思うよ。
金、銀、銅の使い方が難しいかな。先に塗ると、その上に他の色が乗らないんだよね。
金、銀、銅の使い方が難しいかな。先に塗ると、その上に他の色が乗らないんだよね。
立派なタイが完成。それにしてもいいカタのデザインだ。
立派なタイが完成。それにしてもいいカタのデザインだ。
子供たちの腕がだんだんと上達していくのがハッキリとわかる。
子供たちの腕がだんだんと上達していくのがハッキリとわかる。
本日の一等賞は、祝い砂糖か北陸地方のカマボコのようなタイに決定!
本日の一等賞は、祝い砂糖か北陸地方のカマボコのようなタイに決定!
カタで遊ぶことが幼児期における人間形成においてプラスになるかはわからないけれど、塗り絵とはちょっと違う、色の粉を使って立体的な粘土の表面をカラフルに埋めていくカタ独特の感覚が、少しでも記憶に残ってもらえればうれしいかな。
でもやっぱり夏はプールだな。
でもやっぱり夏はプールだな。

大人がやるのもいいと思う

今回は子供を相手にカタ屋のおじさんとなったが、カタという遊びは、大人が真剣になってやっても、十分おもしろいものだと思う。腕に覚えのある人は、今回のようにカタの原型作りからやると、さらに奥が深いはずだ。

子供たちはもっとやりたいといってくれているので、もう少し涼しくなったら、今度は大人も交えて、またカタで遊びたいと思う。
破壊なくして創造なし。
破壊なくして創造なし。
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