特集 2013年6月24日

シャープペンの芯を叩き折る機械

ロストテクノロジーを取り戻せ

まずやるべきことは、不注意によりロストテクノロジーとなってしまった、試作品の再現である。
底をいったん引っぺがして
底をいったん引っぺがして
プラ板を切って天板を作る
プラ板を切って天板を作る
次はシャープペンを倒すためのスリットを開けよう。
ここを切り取りたい
ここを切り取りたい
ここで登場するのが、今回購入した新兵器、ホットナイフである。
はんだごてみたいな道具の先にナイフの刃がついており、熱でプラスチックを溶かし切るのだ。
固いプラスチックのケースが
固いプラスチックのケースが
みるみる切れていく…!!
みるみる切れていく…!!
この手のプラスチック製品って意外に加工しにくくて、カッターはもちろん、ノコギリでも全然切れなかったりする。
それがホットナイフならヌルヌル切れてしまう。
溶かすのでちょっと糸引いたりしますが、それすらも神秘的に見えてくる
溶かすのでちょっと糸引いたりしますが、それすらも神秘的に見えてくる
関係ないけどさっき天板に使った「プラ板」という商品は、カッターでもスルスル切れてすごく使いやすかったです。ひと言で「プラスチック」と呼んでるものにも、かなりいろいろあるっぽい。
関係ないけどさっき天板に使った「プラ板」という商品は、カッターでもスルスル切れてすごく使いやすかったです。ひと言で「プラスチック」と呼んでるものにも、かなりいろいろあるっぽい。
こうしてケースが完成。
つぎは芯を送り出す部分に取り掛かる。

ホースを半分に切って半筒にし、投入した芯を送るためのレールに使う。
長いものを縦に裂くときは、魚をさばく気分で
長いものを縦に裂くときは、魚をさばく気分で
先の方を加工して
先の方を加工して
ケースの中へ
ケースの中へ
スリットの奥にホースの先がきていて、芯はこことネジのあいだにまたがって止まる
スリットの奥にホースの先がきていて、芯はこことネジのあいだにまたがって止まる
「またがって止まる」ってひと言で書いたが、ここは完全に重力頼みなので、微妙なさじ加減での調節が必要だ。
ホースの角度や曲がり具合を何回も調節した。地表の重力にかなりがんばって合わせたので、たとえば月面では動作しないはずだ。
そうして一通り組みあがったところ
そうして一通り組みあがったところ
これでうまくいくはず。動かしてみよう。
上から入れた芯がスリット部分に止まり、手動で倒したペンが叩き折る。試作品と同じところまで来たぞ!
上から入れた芯がスリット部分に止まり、手動で倒したペンが叩き折る。試作品と同じところまで来たぞ!
と、うまくいったのは実は5回目に撮りなおした時であった。あれだけ調整したのに、入れた芯をうまく飛び出させる精度がまだ低いのだ。もうちょっと頑張ってみる。
精度を上げるためにホースに支柱を立てたり、
精度を上げるためにホースに支柱を立てたり、
芯が飛び出すぎないようストッパーをつけたり
芯が飛び出すぎないようストッパーをつけたり
苦闘の末…
一発!
一発!
できた……。
できた喜びと夜中のテンションで、カメラにはこんな写真が残っていた (持っているのは借り物のダイソン縦型掃除機。充電式でコードレス。このすごさに興奮しての一枚である)
できた喜びと夜中のテンションで、カメラにはこんな写真が残っていた (持っているのは借り物のダイソン縦型掃除機。充電式でコードレス。このすごさに興奮しての一枚である)
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