特集 2012年9月17日

秋はかき氷にイモを入れろ

イモ氷、実現

4つのイモをとりわけ
4つのイモをとりわけ
かき氷を乗せる
かき氷を乗せる
黒蜜と練乳で味付け
黒蜜と練乳で味付け
そして目の前についに現れたのである。
4つのイモのかき氷が完成!
4つのイモのかき氷が完成!
上から見ると、まあ普通にかき氷ですよね。でも、横から見ると…。
氷の下にはイモ!
氷の下にはイモ!
永久凍土の下から発見されるのはマンモス、かき氷の下にあるのはイモ。もう、鼻血が出そうである。

あふれるイモリティ

料理スキルの未熟さからイモが意外にペーストにならず、本家とはちょっと違った感じになってしまった。団子も全体に予定より固い。にも関わらず、このイモ感。イモ好きを満足させるには充分なクオリティ、いや、イモリティであった。

以下、イモの種類別に感想を紹介していこう。

里芋

!
コロコロした形状、そしてちょっと堅めに仕上がったこともあり、ファースト食感は、里芋が栗のようである。でも噛みしめるとイモ。確かなイモ感。うまい。もう少し柔らかくしたら里芋のねっとり感をさらに楽しめたかも知れない。
団子は水分の多さゆえに食感がよく、おいしい。台湾で食べたものに一番近かった。
新しいスイーツとして、もっともエキゾチックな味を楽しめるのがこれだった。
イモ最高!!
クオリティ ★★★★☆
イモリティ ★★★★☆

カボチャ

!
とにかく柔らかくて、かき氷とよくなじむ。カボチャプリンの例を挙げるまでもなく、スイーツの素質はある野菜だ。普通においしい。

ただ惜しむらくは、(自分で入れておいてこう言うのはなんだが)カボチャってカボチャだな。イモじゃなかった。

まあ、いいんじゃないかな、こういうのも。(冷たい)
クオリティ ★★★★☆
イモリティ ☆☆☆☆☆

じゃがいも

!
甘いジャガイモ、なんだか未体験の味なのだが、それをエキゾチックと表現するにはジャガイモはなじみ深すぎ、なんだか複雑な心境。たとえるなら、オカマバーに行ったら隣に住んでるおっちゃんが働いてた、みたいな感じである。場は非日常なんだけど、視界の端に濃厚な日常が主張してくる。

ところがイモ感という点では実はかなり良好。食感面ではジャガイモはキング・オブ・イモ。氷のシャキシャキとイモのモソモソが混じり合い、王の風格を感じさせる食感であった。イモ最高!!

ただし単純にスイーツとして見た場合、極端なイモ好き以外の人にアピールするかは不明。
クオリティ ★☆☆☆☆
イモリティ ★★★★★

サツマイモ

!
これは良くも悪くも、普通にアリ。完全に和スイーツである。
サツマイモと黒蜜の相性もよく、鎌倉あたりで人気が出そうなメニューだ。

そのぶんエキゾチックな面白みはなくて、変わった物を期待すると肩すかし。
でもイモ感は充分楽しめるし、完成度は高い。むしろイモ好き以外にもおすすめできる食べ方だ。
クオリティ ★★★★★
イモリティ ★★★★☆

イモを冷やせ

考えてみると、イモ料理は甘いもの(たとえばスイートポテト)から辛いもの(煮物とか)まで幅広くあるが、温度の面では高温~常温に集中しており、冷たいイモ料理の登場は待望されていたのではないか。イモ氷なら、暑い夏にも、存分にイモを楽しむことができる。

しかし最もお勧めなのは、秋に突入したがなお残暑の残る、今の時期だ。
里芋もサツマイモも旬は秋。美味しい芋と暑い気温で、イモのかき氷を存分に楽しもうではないか!諸君!
小分けで冷凍したので当分はめくるめくイモ天国が待っている
小分けで冷凍したので当分はめくるめくイモ天国が待っている
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