特集 2012年2月16日

新・3大もうすぐなくなる東京の景色

赤坂プリンスホテルがなくなる

首都高速4号新宿線で、新宿方面から都心環状線に向かって走っていると、赤坂トンネルを抜けたあと、目の前に出現するいかつい高層ビルが印象に残っている人も多いと思う。
このドット絵のようなかっこいい高層ビルは、赤坂見附交差点の傍らに建つグランドプリンスホテル赤坂新館、もともとは赤坂プリンスホテル新館と呼ばれていた地上39階建のホテルだ。

完成は1983年、設計はフジテレビや東京都庁舎などと同じ、あの丹下健三氏である。
都内でも指折りのド派手なビルではないか
都内でも指折りのド派手なビルではないか
しかし、グランドプリンスホテル赤坂が去年の3月に営業終了し、その後は東日本大震災の避難所として使われたあと完全に閉鎖。そして、完成から30年未満という若いビルにも関わらず、何と解体されることになってしまった。解体される建物としては国内で過去もっとも高いビルである。

実際に現地に行ってみると、まだ外観に変化はないものの、敷地のまわりを高い塀で囲ってあり、近づくことすらできなかった。
現在は内装を剥がしている最中らしい
現在は内装を剥がしている最中らしい
いや、それにしてももったいない話である。この強烈な形は見たら忘れないし、完全に赤坂見附のランドマークと言える存在感だった。残念ながら泊まったことはないけど、1度だけ最上階にあったレストランで食事をしたことがあって、眺めもすばらしかった。
ラスベガスのホテルのような強烈な存在感
ラスベガスのホテルのような強烈な存在感
解体工事は今年の5月から始まって、およそ1年後には完全に姿を消してしまうという。跡地にはさらに高層な複合ビルとタワーマンションが建つ計画で、風景は一変するだろう。

ぜひ、いまのうちに記憶にとどめておきたい景色である。
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