特集 2011年12月26日

挟まれると痛いエレベーターしらべ

りんかい線
東京テレポート駅
!

■エレベーター概要

りんかい線の駅のエレベーターは、駅構内、地上、そして歩道橋の上と、3つの階層をつないでいる。
東芝製
東芝製
ドアスイッチは両側についてます
ドアスイッチは両側についてます
エレベーター内に自転車を止めないでください
エレベーター内に自転車を止めないでください

■挟まれ心地

こういう企画をやって思い知らされることと言えば、公共施設がどういう点に気を遣って設計されているかという点である。

ここのエレベーターは相当優しい。何回挟まれようとアタックしても、絶対に挟んでくれないのだ。閉じるボタンを押そうと、閉じかけたところに無理矢理体を捻じ混もうと、絶対に体に触れる前に開く。これなら歩くのが遅い老人や、車イスやベビーカーが引っ掛かったりしても、大丈夫だ。公共魂ここにあり、といった感じのエレベーター。
ドアに触れさえしなかったうまい棒は、絶対無傷なので開封せず
ドアに触れさえしなかったうまい棒は、絶対無傷なので開封せず
朝からずっとうまい棒を食べ続けていたため、実はこの時点でかなり胃が気持ち悪くなっている。今回無傷だったということは、うまい棒が次のエレベーターに使い回せるということであり、つまりここで1本食べなくてすむ。本当に嬉しい。ありがとう、りんかい線!
りんかい線
東京テレポート駅

挟まれやすさ
★☆☆☆☆

痛さ
★☆☆☆☆


有明パークビルディング
!

■エレベーター概要

お台場のエレベーターは乗り尽くしたので、有明に移動。ワシントンホテルなどが入っているビルだ。
メーカー不明、ドアスイッチは両側
メーカー不明、ドアスイッチは両側
中は鏡です
中は鏡です

■挟まれ心地

かなりやさしい。体をねじ込んでも確実に開けてくる。ひと気がなかったので何度も粘って試してみたところ、ほんとに閉まる間際というタイミングで体を捻混むことにより、なんとか挟まれることができた。
ドアは自動で開かず挟んだまま静止。
ドアは自動で開かず挟んだまま静止。
この時点でもはや「もし挟まれたときに痛いかどうか」ではなく「いかに挟まれるか」というゲームになってしまっているが、それでも痛いか痛くないかで言えば、特に痛くなかったです。ドアは挟まった体をそれ以上締め付けてくることなく、え、あれ、はさんじゃった、どうしよう…って迷ってる感じ。体を抜くとドアはそのままそそくさと閉じた。
有明パークビルディング

挟まれやすさ
★★☆☆☆

痛さ
★☆☆☆☆


国際展示場
(東京ビッグサイト)
!

■エレベーター概要

いわずと知れた巨大展示場。東京で大規模な展示会が行われるときはだいたいここである。あとコミケとか。ここのエレベーターもメーカー不明。
内装がなんか宇宙船っぽい
内装がなんか宇宙船っぽい
サイバーだ
サイバーだ

■挟まれ心地

挟んでくれない。どうしても挟まれる前に開いてしまうのだ。
ここのドアは閉まるスピードがゆっくりで、「人を挟むのでは、挟むのでは」、と怯えながらオドオドと閉まってくるような趣があった。そこへ人が割り込んでくると「ほらやっぱりねー」とばかりにすかさず開くのである。

気の小さく人畜無害そうなエレベーターに安心してしまい、腕だけ中につっこんで写真を録っていたら、思いっきり扉に挟まれた。
この直後の出来事
この直後の出来事
腕のような小さなものには赤外線センサーが反応しなかったのだろう。
心優しいひとでも気づかないうちに蟻を踏んでしまうことはあるだろうし、彼に罪はない。
国際展示場
(東京ビッグサイト)

挟まれやすさ
★☆☆☆☆

痛さ
★★☆☆☆


ワンザ有明ベイモール
!

■エレベーター概要

最後は有明、ビッグサイトの横にあるショッピングモール。エレベーターとはあまり関係ないのだが、
ビル内にものすごくでかい滝がある
ビル内にものすごくでかい滝がある
ここもエレベーターはメーカー不明、ドアスイッチは両側。

■挟まれ心地

アクアシティと同じく、途中で豹変するタイプ。最初は優しく、なかなか挟まれなかったのだが、調子にのってドアの間からどかないでいたら
途中からガンガン閉めてくるようになった
途中からガンガン閉めてくるようになった
「はやくどけよっ」っていう苛立ちをモロにこめたような素早いドア閉め。ただ威力はそれほどでもない。それよりも、どういう奇跡が起きたのかわからないのだが、
うまい棒を奪っていくというトリッキーな攻撃方法を見せた
うまい棒を奪っていくというトリッキーな攻撃方法を見せた
しかもこのあと、ウカウカ写真を撮ってたらドアが閉まり、うまい棒はこのままエレベーターにさらわれてしまう。
あーあ
あーあ
慌てて再度エレベーターを呼び、しばらくするとエレベーターが下りてくる。うまい棒は上のオフィス棟から降りてきた女性の足元で、所在なげに転がっていた。
よく戻ってきてくれたね、と声をかけたいところだったが、そのとき彼はもうすでに
粉々だったのである
粉々だったのである
ワンザ有明ベイモール

挟まれやすさ
★★★★★

痛さ
★★★☆☆


エレベーター二元論

今回の調査結果を、二次元上にプロットしたものが下の図だ。
こうして見ると、世の中のエレベーターは2種類に大別できることがわかる。ひとつは青丸の中にある、挟まれにくくて挟まれても痛くないエレベーター。もうひとつは赤丸の中にある、挟まれやすくて挟まれると痛いエレベーターだ。

残念ながら今回はメーカー名などの情報が不足しており、この2つを見分けるための決定的なポイントまでたどり着けなかった。
なので読者のみなさまにおかれましては、身近なエレベーターについてどちらのタイプかしっかり見極めた上で、快適なドア挟まり生活を送っていただけたらと思います。
<もどる ▽デイリーポータルZトップへ

デイリーポータルZを

 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ

↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓