特集 2011年11月24日

雑草のハトムギでお茶とご飯を作る

ジュズダマの殻がハンパ無く堅い。

あらためて紹介します。ジュズダマです
あらためて紹介します。ジュズダマです
この工具の使用法は、また後ほど。
この工具の使用法は、また後ほど。
で、このジュズダマの殻が恐ろしく堅い。
食うことなんて想像させないほどの堅さである。
「はと麦」なんて話ではない。名付けるとしたら「鬼麦」とか「石麦」である。
そこで工具を使って力ずくで割る。
殻が薄いハトムギ。さすが作物。
殻が薄いハトムギ。さすが作物。
割るとその殻の厚さがよく分かる。
隣にハトムギを並べて置いてみた。
ハトムギの殻は薄く、親指の爪でも割ることができるのに対して、ジュズダマその何倍も厚い。
むー、なるほど。
ハトムギ、だてに作物化されていない。
実が大きいハトムギ。さすが作物。
実が大きいハトムギ。さすが作物。
さて殻から中身を出そう。
中にはニンニクに似たルックスの実が入っていて、薄い皮に包まれている。
そして、ハトムギの方が圧倒的に太って丸々としている。殻が薄い分、中身に栄養が行っているのだろう。とても美味そうである。
なるほど。ハトムギ、だてに(以下略)。
実が大きいハトムギ。さすが作物。
実が大きいハトムギ。さすが作物。
そしてさらに薄い皮をむいた。
これでたぶん、米で言ったら「玄米」にあたる状態になっているのだろうか。
何と言うか、両者とも方向性は大きく変わらない。これはかなり食料として成立しそうな予感がする。
味はどうか、生のままかじってみた。
これは悪くない。穀物として合格の味。
これは悪くない。穀物として合格の味。
かじってみると、どちらも穀物らしいほんわかした香りがした。
確実に食える味だ。
そして驚くことに、ジュズダマの方が、よりいい香りがする。何と言うか、粉っぽさがなくて、いい意味で木の実っぽい。
これは絶対食える植物だ。さっそくジュズダマ茶からトライしてみよう。
煎り始め。
煎り始め。

ジュズダマを煎ります

ハトムギ茶は、ハトムギを焙煎して作る。
実験の前にハトムギの焙煎には成功していて、爽健美茶にも負けない美味しいお茶が出来上がった。方法は間違いない。
てなわけでジュズダマもコロコロ、20分かけて、こげ茶色にする。
10分経過。
10分経過。
~ワンポイント~

ここでポイントですが、フタをして加熱すると、焙煎ではなく蒸し焼きになり、邪悪な物体が生成します。(下図参照)
転がって散ってめんど臭くても、フライパンは開いて加熱しましょう。
20分後。完成
20分後。完成
蒸し焼きによる失敗。何か出てる!(へび花火?)
蒸し焼きによる失敗。何か出てる!(へび花火?)
弱火なら直火にかけられるタイプを使おう。
弱火なら直火にかけられるタイプを使おう。

続いてジュズダマ茶、煮出し

そして熱湯で30分間煮出す。
これも結構時間がかかるのだが、透明なコーヒーサーバを使ってのんびり眺めると楽しい。
お茶を飲むためだけに、煎りと合わせて約1時間、かなりのスローフードだ。
ハトムギ茶は漢方薬で、便秘や美白などに効くという。ダイエット・美容と言えば、多少怪しくても儲かるビジネスの代表格だ。
これで美味しかったら、お金の香りとかしちゃうんじゃないか? 『大自然ハトムギ茶』とか銘打って、本格的なマネタイズに乗り出せちゃうんじゃないか? その場合の商標権は……
……お、おっと、30分が経過したようだ。
飲んでみよう。
完成! ジュズダマ茶!
完成! ジュズダマ茶!
ジュズダマ茶は、色もハトムギ茶と大して変わらず、見た感じ、ものすごくいい感じにお茶だ。
これで美味しかったら、健康ビジネスで大儲けだ。間違いない。
さあ、『大自然ハトムギ茶』の記念すべき第一歩です!
まずっ! まずっっ!
まずっ! まずっっ!
まっずい! これ、まっずい!
そもそもお茶じゃない!
お茶と言うより、木の汁の味がする。
使用済みのくん製チップを煮出したみたいな焦げ臭さと苦みがする。
こんなん飲んだら、便秘なんて解消するに決まってる。確実に腹壊す。病気で寝込んで、美白にもなるかもしれない。

だめだだめだ、事業撤退!
ということで、第二のビジネスチャンス、ジュズダマご飯の方に挑戦してみようと思う。
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