特集 2011年10月3日

京都のディープスポット・ネコと飲める店「ネコ穴」

熊本から来ました

この日はお店に先客がいて、一緒に飲みながらいろいろ話をさせてもらった。
よくよくきいてみると今日は熊本から来たそうで、まあ仕事のついでではあるんだけど、もう何年も、ほぼ毎月のようにここには通っているという。
どうりでこのなじみっぷり
どうりでこのなじみっぷり
実は、話をするまでずっと店の人かと思っていた。(それにしても飲んでるんだけど)
そんな常連さんに「この店の魅力は?」と定型の質問をぶつけてみたところ、「このまったり感ですね」とのこと。たしかにこの空気感は普通の飲み屋じゃ絶対味わえない。

そして話を聞いているうちにわかってきたのだけど、近辺に「この辺の界隈」とくくられる飲み屋がいくつかあるそうだ。この常連さんも、そのうちのひとつから流れてきたとのこと。いずれもこの店とはまた違ったディープさがそれぞれあるらしい。怖いもの見たさもあり行ってみるべきか迷ったのだけど、今回は時間もなかったのでやめておきました…。
この店も張り紙が妙に多かったりして、くつろいで飲んでいると、たまに
この店も張り紙が妙に多かったりして、くつろいで飲んでいると、たまに
ふと我に返って「あー、ディープだ」って思う瞬間がある。
ふと我に返って「あー、ディープだ」って思う瞬間がある。

成り行き上、レトロ

店内(家すぎてこの言葉に違和感すら覚えますが)にはところどころに懐かしいものがある。
ダイヤル式電話とか
ダイヤル式電話とか
右下に移ってるの、AIWAの3連装コンポだ(CDが3枚入る)。中学時代、家にあった!
右下に移ってるの、AIWAの3連装コンポだ(CDが3枚入る)。中学時代、家にあった!
これらは別にレトロ趣味なんじゃなくて、「電化製品が次々壊れていくんです」とのこと。仕方ないので代わりの品を人にもらったり安く買ったりしているうちに、どんどん時代に逆行していってしまい、今に至る。言うなれば、成り行きでたどり着いたレトロ。

で、ダイヤル電話になぜかすごい食いついたのが西村さん。
「これで僕のiPhoneに電話してみていいですか!!」と言い放つと返事も待たずに突撃
「これで僕のiPhoneに電話してみていいですか!!」と言い放つと返事も待たずに突撃
いや、電話なんだから普通に繋がるでしょう、とみんな呆れ気味だったが、ジリリリリリリ、と電話が鳴ると
この無垢な笑顔
この無垢な笑顔
その少年のような笑顔にみんな「よかったね」と温かい気持ちになってしまった。ほんとはおっさんなのに。
唯一ハイテクなのはComputer Room。(ただし札のみ)
唯一ハイテクなのはComputer Room。(ただし札のみ)

値段も謎のディープスポット

取材(と称した飲み会)を終え会計をお願いしたら、「じゃあ五千円で」と言われた。なんの疑問も持たずにひとり五千円払おうとしたら、なんと全員で五千円でいいとのこと。けっこう飲み食いしたのに。

一体どう計算したらそうなるのかわからない。スペース ネコ穴は、会計の計算とか、たたずまいのお店らしさとか、そういった地球の法則の外にある店なのかもしれない。
ちなみに僕はネコアレルギーなのですが、ネコがぜんぜん触らせてくれなかったおかげかこの日は大丈夫でした…。
ちなみに僕はネコアレルギーなのですが、ネコがぜんぜん触らせてくれなかったおかげかこの日は大丈夫でした…。

「スペース ネコ穴」

〒605-0822
京都市東山区下河原通
八坂鳥居前下る上弁天町428-2

※いつ開いてるかわかんないので電話してから行きましょう
TEL 075-531-4664
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