押忍!
優秀作品発表、第3弾!
…と、その前に僕が俳句を好きになったきっかけを聞きますか?
(客席から「聞く聞くー!」の大合唱)
はい、あれは今をさかのぼること15年ぐらい前。
朝日新聞に「折々のうた」という連載コラムがありまして。
詩人の大岡信氏が古今東西の俳句、短歌、詩を1日1つずつ紹介するというコーナー。
それを毎日読んでいるうちに短詩型文学、なかでもとくに俳句の奥深さを知ったのでした。
岩波新書からシリーズとして刊行されておりますので、興味のある方は見てみて下さい。
ちなみにマイベスト俳句は、これ。
ちょっとマジメな話をしたところで若干照れつつも、
有名な句のパロディ作をまとめて紹介!
まずは芭蕉先生の句を下敷きにしたものから。
「秋深き隣は何をする人ぞ」。とりあえず喜久蔵さんに座布団3枚あげます。
「五月雨をあつめて早し最上川」。善意という名の水流が強くなるらしいです。
全体的に意味がよくわかりませんが、同姓ということで採用!
続いて現代俳句の始祖、正岡子規。
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」。子規が読んだら怒り出しそうです(彼は癇癪持ちだったので)。
同じ句を下敷きにしたもので、こんな作品も。
向こうから笑いながら走ってくる人がいたら僕は逃げます。
そして、これは山口素堂。
正確には「目には青葉山ほととぎす初鰹」ですが、いずれにせよふられたのは悲しい。
放哉は山頭火と並ぶ自由律(5・7・5の定型にとらわれない)の俳人ですね。他にも「なんにもない机の引き出しをあけて見る」などの作品が。これら一見「自由」な句も、やはり5・7・5の音律からの距離感によって成り立っているんだと思います。
彼には「咳をしても一人」という有名な句がありますが、そのパロディ作も。
笑い終えたときの寂しさも…。
キレてないっすよ?
では最後に、山頭火の代表作「分け入っても分け入っても青い山」を片想いの人が詠むと…。
別の人を探しましょう!
しんみりしたところでフリースタイルの作品をどうぞ。
「犬食べる」だったらちょっと気持ち悪いですね。
太ももまでぴっちり伸ばして。おかんは油断なりません。
単にカレーが好きなだけなのでは!?
汐留と東雲。ネタですか? 実話だとしたらうっかりにもほどがあります。
調合もてきとうっぽいですね。これは林さん。
ちょっとだけ涙が出ました。
ハイ、本日はここまで!
えーと悲しい写真は…こんなんでどうでしょう。
一瞬「しょんぼり薬局」に見えたので。
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