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特集


はっけんの水曜日
 
タンブラーハンター

うちにはコップが少ない。
一人暮らしだし、あんまし人も遊びに来ないし、私がひとりで冷蔵庫から牛乳やらオレンジジュースやら出して飲むだけなので、必要がないのです。
んで、その少ないコップの中でも、なぜかあるのが、右写真の「ETタンブラー」。
これ、おそらく、1980年代に「サントリーエード」というジュースのおまけとして、付いていたものだと思うのですが……。
……正直、かわいくない。
そして「ビンテージ」と呼ぶには、あまりにも微妙な古さ。きっと価値はほとんどないことでしょう。
でも私は、このコップをちょっと気にいっている。

これの仲間って、手に入らないだろうか?
探せば、どっかにあるんじゃなかろうか?
そんなわけで、タンブラーハントをはじめたのです。

(text by 大塚 幸代

■まずはフリーマーケットだ


どっから探していいのか分からなかったので、とりあえずは都内フリーマーケットを、めぐってみることにしました。

おお、晴れてるし春だしあったかいしで、人でいっぱい。



あるある、一応、陶器はあるのです。
戸棚に眠ってた贈答品ぽいもの、サイズや柄の微妙な、不要食器たち。

でも私が探してる、「何かの商品のおまけ食器で、チープでかわいい、『微ビンテージ』」みたいなものは、見当たらず。
つくりが華奢だから、80年代のタンブラーなんて、もう既に割っちゃってたりして、絶対数が少ないのかしら……?



コンビニでプレゼントになっていた、「フランダースの犬」や「スヌーピー」絵皿はあるんです。こういう、わりかし最近のやつだったら、結構見かけるんだけどなあ。



フリーマーケットは、プロの古道具屋さんも出展してたりします。そこで、「あ、これは本当に古い、ビンテージだなあ」というコップを発見。値段は1000円でした。
後日、高円寺の「ロゴズ」という企業ロゴものビンテージショップで同じものを発見したとき、ほぼ同じ値段だったので、たぶん適正価格なのでしょう。
(でもこういうの、いなかの温泉とか行くと、食堂で現役バリバリに使用されてたりするよね……丈夫なのか?)。



ただの水さしも「70年代のものだから」ということで、結構な値段がついていました。ふーむ。



食器をあさっていたら、ココイチのマグカップ発見。値段きいたら、20円。20円!?
超レア−! と思ったけれど、今回はタンブラー探索中なので購入せず。
でもさ、ココイチで、マグカップを使うようなメニューってありましたっけ?



ちなみに子供なんかは、ムシキングカードにがっつり夢中になってました。

 

フリーマーケットを3つほどまわりましたが、目的のブツはみつからず。
思わず古着ばっかりもっさり買ってしまいましたよ。ああ……。

 

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