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土曜ワイド工場
 
「高速道路に架かる橋」を鑑賞する
こういうやつ

ぼくは車の免許を持っていない。平成16年版の「交通安全白書」によれば、ぼくの年齢層にあたる30〜34歳男性の運転免許保有率は98%だというから、圧倒的に少数派だ。

ぼくの場合両親も免許を持っていないので、ぼくにとって高速道路を走るのは完全な非日常だ。だからなのかどうかは分からないが、高速道路上の風景にぼくはわくわくする。そして特に高速道路をまたぐ一般道路の小さな橋にとても惹かれる。

ぐっと春めいてきたここのところの陽気に誘われて、今回はその「高速道路に架かる橋」を鑑賞しに出かけてみた。

(text by 大山 顕

■とある夜の高速道路で

冒頭にも申し上げたように、ぼくが高速道路の風景を目にする機会はなかなかない。先日そんな「なかなかない」機会がめぐってきた。


あ、橋だ!


そのとき助手席から目にしたのは夕闇にうかぶ「高速道路に架かる橋」。同乗者に、ああいう橋がなんか素敵に思える、と言ってみたところ、「何となく分かる」と答えた。そうか、ぼくだけじゃないのか。免許持ってて、高速道路の風景が珍しくもない人にとっても何か惹かれるところがあるものなのか。


カメラを取り出し、撮影してみる。




ブレまくり。


だとしたら、こういう橋を鑑賞するのも良いかもしれない。そう思って持っていたカメラで撮ってみたが、ご覧の通りのブレっぷり。


何回か挑戦するが




やっぱりブレる。図らずもダイナミック。


車の中から何かを撮るというのは難しい。特にここではクルマはものすごいスピードで走っている。高速道路とはよく言ったものである。一般道路ならちょっと停めて、ということもできるだろうが、そういうわけにもいかないらしい。え、路肩ってこういうときにあるものじゃないんだ。

それよりまずもって撮影環境として夜というのが良くない。昼間に出直しだ。


 

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