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特集


ちしきの金曜日
 
信号の時刻表をつくる

ひどく単純化して考えます

前のページのような調べ方では、本当はものすごく不十分だ。なにしろ、ある時刻での一周期のようすについてしか調べていない。

でも、今回の目的を考えると、調べる時間の範囲はせいぜい10分とか20分で十分だ。それくらいのあいだなら、信号はずっと同じ周期をくり返すと仮定してもいいんじゃないか、ということで今回のような調べ方をしています。

 

空中に向かってピッピッポーンとつぶやく


デジタル式の時計でも持ってればよかった
録画中、画面のはじっこに現在の時刻でも表示されればよかったのだけど、今回使ったデジカメには残念ながらそういう機能はなかった。

仕方がないので、もう一方の手にもった携帯電話で時報をききながら、

「午前4時20分ちょうどをお知らせします。ピ、ピ、ピ、ポーン!」

とデジカメのマイクに向かってつぶやきながら撮影をつづけた。


信号が大好きなんです。

そしておまわりさんが

背後で物音がすると思って振り返ると、いつの間にかおまわりさんが立っていた。

1つの信号を調べるのには最低5分くらいはかかる。その間みじろぎもせずに信号にカメラを向けているのは、たしかに不審者だ。とはいえ、どう言い訳しよう。

信号が大好きで自宅にもいくつか持ってるくらいなんです、とか言おうか。おまわりさんは赤が好きですか、それとも青ですか。

と思ったら、目的は自転車の防犯登録の照会だった。なーんだ。セーフ。

 

ようやくゴール

半蔵門を出発して最後の四谷四丁目交差点の調査が終わったときには、もう真夜中を過ぎていた。


ぶじゴール


雨がふって寒いし手は冷たいしでへとへとだったけど、時刻表づくりはまだまだここからが長いのだ。

こんなふうに表にすると真面目な調査みたいだ

まず撮った映像を見直して、18個の信号すべてについて、

・赤の長さ、青の長さ
・それぞれの色に変わった時刻

を表にする。ここまででも一応時刻表といえないこともない。

けれども、今回の目的のためには、この表をさらに鉄道のダイヤのように視覚化してやらなきゃいけない。何を言っているかというと、まず次のページの図をご覧下さい。



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