検証その4:ある私鉄での恐怖体験
結局鉄道ネタばかりになってしまった。そもそも電車の滑ってくるホームに柵のないことといい、電車のジャバラ接続部分の渡り板といい、危険に満ちているといえばいえる。よって最後も鉄道ネタで締めよう。
とある私鉄での風景である。
4-1:隙間、空きすぎ
ここのホームはかなりのカーブを描いており、そこに特急が停まるとものすごい隙間ができることになる。
そういうわけで常に出入り口には、電車が着くやいなや掃除のおじさんおばさんがやってきて、特別製の板を渡すのだ。
今どきこの隙間、そしてそれ専用にアタッチメントが作られるなど、くらくらすることばかりだ。だが、ここはそれだけではなかった。
危険度:危危危
4-2:タイタニック
日本一幅の狭いホームは、ついこの間まで阪神電鉄の春日野道駅だった。両側を電車が過ぎるとどこに逃げればいいのか、というくらい恐怖感が味わえたという。
で、もしかしたらここが、少なくとも部分的には日本一狭いホームなのではないだろうか。見てください。
狭い!そしてこの心もとなさ!狭いよー。怖いよー。
先端のホームの幅は、理論値でいうともはやマイナスだ。よくわからないがそれくらい衝撃の狭さだ。
危険度:危危危危危危危危危危危危 (心情的には「危険」というより「恐怖」と「興味」)
危険、というか「未だにむきだし感のある」物件に終始こだわってしまった気もするが、私個人的には、ぐっとくるところばかりで満足だ。いや、「危険」にはかわりないので「ぐっ」ときているばかりではいかんのかもしれないが。
こうしてみると、意外と放置されている危険がまだまだあるものだと思う。何かの事故でも起きないと改善されない、というのもどうかと思うが、危険をまったく遠ざけた過保護な世界になるというのも、人間の耐性がなくなるようでちょっと恐ろしい。などと、まだ考えています。要は考えることが重要なのです、と締めてみたい。