男だけでパフェを食いに行きたい。 それもおよそパフェとか似合わない、パフェとは別次元に存在しているようなメンツだけで食べに行きたい。ある日突然、そう思った。
パフェといえば、女の子やカップルが楽しそうにルンルン食べるものとのイメージがある。が、構造改革が叫ばれる昨今、そういったいわゆる聖域を設けてはならないと思う。 ということで、男4人でパフェを食べに行くことにした。
(Text by T・斎藤)
集まったメンバー
パフェが似合わない男たち
「そもそもパフェってなんなんだ!?」 そんなこともわからず30数年生きてきた私だが、パフェとは縁遠い面々を集めることに関しては困ることがなかった。ちょっと声をかけただけで、特A級にパフェが似合わない顔ぶれが4名揃った。
ではさっそく、メンバー紹介といきたい。
そして私、T斎藤。
「これから麻雀を打ちに行くんです」 と言えば実にナチュラルな4人だが、これから目指すところは雀荘ではなくパフェだというのだから、自分でも驚きだ。
「パフェ天国」
いざ店へ
向った先は、さまざまなバリエーションのパフェを楽しめる店として長崎で有名な「カフェ・オリンピック」。
入り口には「パフェ天国」と書かれている。が、この4人が入り口に立つと、まるで別の天国系の店に入ろうとしているように見えてしまう。
物色する面々
落ち着かない
すげー悩む
店内に入る。 メニューには我々を愚弄しているかのようなネーミングのパフェがずらりと並んでいた。
・ときめきのパフェ ・気分はクリスマス ・午前0時の恋 ・桃色吐息 ・めぐり逢い ・我がまま娘の友 ・女学生の友 ・甘い誘惑 ・クリスタル銀河 …
男性専用16歳未満お断りとか、悪魔のパフェといったネタになりそうなものも沢山ある。閻魔大王のパフェなんてのもある。さすが有名店、コネタがいくらでも書ける勢いだ。
高さ70センチなんてのもあるな。 一体何がどーなってるんだ…。
さて、どれを注文しようか。
な、70cm!
私的にはこの辺に落ち着きたいところだが…
「わ、我がまま娘の友を…」
そしてオーダー
いろいろ悩んだあげく、まずはミスター影武者こと川崎さんが 「我がまま娘の友」 をオーダー。およそ我がまま娘とは対極に位置するルックスの川崎さんだが、無事注文できた。
“シンデレラ”じょーじさんは、吉野家で 「ねぎだく、つゆちょいだく」 と注文するかのようなノリで 「バナナ抜きで」 と、注文をつけていた。バナナが苦手らしい。