3日目・夜ごはん
最後の食事は「きのこご飯」だ。きのこ以外にも、わらびやニンジンなどが入っており、特にタケノコの食感がザクザクとしていて、とてもいい。
ああ、求めていたのはこういう歯触りだったんだよなぁ…と気が付いた。
こういうのって、とっても大事だと思う。実際に自分が被災者の立場になっても同じことを言うのかどうか甚だ疑問ではあるが、噛み応えって、とっても重要だ。
…と、書いていてハッとした。これって、この見事に硬いものの入ってない非常食(ビスケットなどは、ふやかして柔らかくできる)って、歯が悪い人でも食べられるように、という配慮なのか? そうなのか?
考えてみれば合点がいく。うす味のご飯。オーソドックスなビスケットにチョコレート。どれも万人向けに作られてある。
そうか…。非常食には「好きずき」が出てはいけないんだ。最大公約数的な味でなければダメなんだ。
最後の最後で気が付いた。でも、気が付いて良かった。
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