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特集


ロマンの木曜日
 
アノ声の人に留守電応答メッセージを吹き込んでもらう

普段何気なく聞いているアナウンス。例えば地下鉄の車内に流れる自動放送、例えば携帯電話の音声ガイド。その声の主はどんな人なんだろうか?実際にお会いして来た。
そして更に、携帯電話の音声ガイドの方には特別にお願いして、オリジナルの留守番電話応答メッセージを吹き込んでもらおうと試みた……。

果たして吹き込んでもらえたのか?
感動のレポートです。

(text by 住正徳



バイオの音声は開発スタッフの方
鉄道各社の英語音声はクリス・チアリさん
1日平均、566万人が利用する地下鉄の自動音声は清水牧子さん
留守番電話サービスセンターに接続します、は中村啓子さん

ミッション1:アノ声の人に会う

声は良く知っているけど顔は見た事がない、そういう人たちに会ってみる。それが今回のファーストミッションだ。

そこで普段から聞き馴染みのある声について色々調べてみた。

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ソニーのコンピューター「バイオ」の「バッテリーの充電が完了しました」の声は、プロのナレーターではなく、1997年当時、バイオノートの開発チームに所属していた茂木優理子さん。

JRをはじめ、鉄道会社各社の英語アナウンスを担当しているのは、クリステル・チアリさん(音楽家クロード・チアリさんの娘)。

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そして今回は次の2名にお会いする。
・営団地下鉄全線、車内自動アナウンスの清水牧子さん。
・ドコモ携帯の音声ガイダンス、NTT時報(117)等の中村啓子さん。

営団地下鉄といえば、言わずと知れた東京の主要交通。1日平均、566万人が利用している。NTTの時報サービスは1日100万件は利用され、ドコモ携帯の音声ガイドに至っては、携帯を利用する人なら最低でも1日に1回は耳にしているはず。いずれにしても、両者ともかなり「有名な声」の持ち主だ。

ミッション2:アノ声で留守電の応答メッセージを吹き込んでもらう

せっかくお二人にお会い出来る訳なので、記念に1つお声をいただきたい。
特にドコモ携帯の中村さん。僕はドコモの携帯を使っているので、留守番電話モードの時にはまず「留守番電話サービスセンターに接続します」と中村さんの音声ガイダンスが応答する。

留守番電話の音声ガイダンス(by 中村啓子さん)

その後、更に中村さんの声で「こちらは、090-××××-××××番です。只今電話に出る事が出来ません…」と続くが、この「こちらは〜」以降の応答メッセージは自分の声に変える事が可能。そこで中村さんだ。音声ガイダンスと同じ声で「こちらは住の携帯電話です。ただいま電話に出られません…」と吹き込んでもらったらどうだろう? それを聞く人たちはきっと混乱するはずだ。あれっ? そんな機能あった? と。

 

以上2つが、今回のミッション。
まずは、営団地下鉄の清水さんの出番です。



 

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