●過剰なまでのハニワ感
続いて訪れたのは、千葉県・柴山町にある柴山古墳・はにわ博物館。博物館という響きに、しっかりハニワがある安心感が感じられる。
入り口の脇でもハニワがお出迎えしてくれているのがうれしいが、その前の広場には巨大なハニワトーテムポールが立っているではないか。先ほどの公園との落差が激しいこともあって、そこまでやるかと驚かされる。
いくらハニワを思う気持ちが強くても、相当テンションが高くなければここまでのものは作れない。どうしちゃったんだろう。
空に伸びゆくハニワに圧倒されつつ中に入ってみると、ロビーでもいろいろなハニワたちが待ち受けていた。ちょこんと座ったハニワもかわいいし、周囲に配された動物ハニワもやっぱりなんだか愛らしい。
長い時を超えて微笑みかけてくるハニワたち。いおとしさの普遍性がそこにある。 |