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特集


ちしきの金曜日
 
酔拳deコテンパン
めざせ! 酔拳マスター!!
酔拳。

それはテレビで放映されるやいなや全国の中学生男子を魅了し、翌日には主にお昼休みの教室や放課後の校庭などに数多くのフォロワーを産み出す、とても魅力的な拳法だ。

そんな酔拳を都内で教えている場所があると訊き、体験取材を試みることにした。

 

(text by 宮崎晋平



ジャッキーに酔拳を教える師匠。胡散臭さが爆発寸前である。
自室で酔拳の真似をする筆者。酔拳というよりはラッパーの物真似に近い。それにしても汚い部屋だ。

体験を控え予習をする

実際に体験取材に行く前に、まずはジャッキー・チェン主演の映画『酔拳』(79年・香港)を観て予習だ。
『酔拳』及び『酔拳2』を取材前日に2本通してみることでイメージトレーニングをして、実際の体験の時に戸惑いを少なくしようという魂胆である。

ジャッキーに酔拳を教える先生がとてつもなく胡散臭いことにも要注目だが、とりあえず揉め事はすべて殴り合いで解決、というか殴り合いをするためにわざと揉め事を起こしているとしか思えないその様は、まさに“野蛮”の一言に尽きる。
中でもジャッキーの蛮行(無銭飲食など)には眼を見張るものがあり、子供の頃にはヒーローにしか見えなかったジャッキーも、実際には単なるゴロツキであったという事実を目の当たりにするにつけ、筆者はしみじみと自分が歳を重ねてきたことを実感することになった。

そんなことにばかり気を取られてしまい、イメージトレーニングはあまりうまく行かなかったが、2本続けて観たおかげか、思わず自室で真似をしてしまうほどテンションはあがってきた(髪型しか似てないが)。

という訳で、いよいよこの数時間後には酔拳の道場に体験入学だ。できればこのテンションを入学後まで維持していきたいのだが……。

道に迷い、地図を片手にウロウロする。 しばらく歩くと……。

道場を目指して

道場はJR大塚駅から徒歩7分のところにある。ネットからプリントアウトした地図を持参し、準備万端で臨んだつもりだったのだが、あっさりと道に迷ってしまった。

地図を片手に初めての街をさまよう。約束の時間まであと少しで、慌てれば慌てるほど正しい道順から外れていくような気がする。

その後、散々道に迷った末になんとか道場に到着した。

それではお待ちかね、次ページからは実際に体験した模様をお届けしよう。


道場前でおどけてみる(マウスオーバーで画像が変わります)。

 

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