三区がまたがる駅にて。
続いて板橋駅。
ここはなんと三区がまたがる駅です。もうこうなってくると何がなんだかわからない危うい空間になってきています。うーん、これは、物思いにふけれない。むしろエキサイティングしてきました。どうやら物思いにふけれるのは一本の線の時だけのようです。
ところでこの駅で落し物した場合、どの警察署に届けられるんでしょうか? 気になったので、駅員さんに聞いてみる事にしました。
梅「すみません、つかぬ事をお聞きするんですが」
駅「はい、なんですか?」
梅「この駅で落し物した場合どこに届けられるんですか?」
駅「何を落とされましたか?」
梅「あ、いや何も落としてないんですが、あ、あのここってなんだか3つの区が入り組んでるじゃないですか」
駅「…なんだかよく分からないですけど落し物はみんなJRの落し物センターに行きますよ」
あ、そうか。そうだよな。何区であろうと関係ないんだった。じゃあやっぱり駅の中で何か犯罪が起こった場合どうなるのかを聞かなきゃいけない。
駅「そういう事は警察に聞いてください。僕は分かりません」
そりゃそうですね。というわけで駅すぐそばの北区側の交番で聞いてみた。面倒くさそうだったが、いちおうはちゃんと聞いてくれました。交番の人によると板橋駅は便宜上板橋警察の管轄という事になっているらしい。ただ、このあたりで何か事件があったらすぐ駆けつけますよ。なんせうちが駅に一番近いんだから。といってくれました。頼もしい。境目だから捜査の隙間で警備が手薄になるかと思いきや逆に考えれば事件が起これば3つの警察署が総力をあげて取り組んでくれる心強い場所なのかもしれません。
板橋駅、地図ではただ3つの線が交差しているだけの事ですが、実際に行ってみるとやっぱりいろんな事がわかったような気になりました。
というわけで板橋駅は物思いというよりむしろエキサイティングな街でした。
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