昔よく、何でも凍らせて食べていた。
バナナ、モモ缶、ヤクルト、コーラ、トマト、砂糖を入れた牛乳。飲みかけのジュースを、コップの中に液体が入ったまま、冷凍庫に入れて、グレープフルーツスプーンでごりごりほじって食べるのも好きだった。母には「何コレ、気持ち悪い」と呆れられ、「私の勝手でしょう!?」なんて反抗したりもした。今考えてみると、確かにあの「凍らせたい欲」は一体何だったんだ? 軽い変態? とか思ってしまう。
そんな凍らせマニア(当時)が堂々と凍らせて食べていたもの、それが「チューチュー」(正式な名称は何というのだろう?)だ!
おやつに1本、食後に1本。舌の先が荒れるまでチューチューチューチュー。
あんなに好きだったのに、最近食べていない。
しかも、どんな味だったかさえ、思い出せない。
今回、スーパー、コンビニ、駄菓子屋、100円ショップなどで、ありったけ集めて、食べ比べてみた。
果たして味に違いはある……のか?
(text by 大塚幸代)
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