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特集


ひらめきの月曜日
 
音でもようを作る

実験5 楽器でチャレンジ2

バンドマン達が練習するのに使う音楽スタジオへやってきた。ギターやベースを担ぐ若者達にまじって、私が持っているのは紛れもなく洗面器。ここで最後の実験を行う。

またバンドの話になるが、ベースを辞めた私は社会人になってから別のバンドにギターとして加入した。このスタジオはそのバンドでよく練習に使っていた懐かしい場所だ。バンドがなんやかんやと解散してから、このスタジオに来るのは4年ぶりぐらいだろうか。

ここにまた来ることになるとは…

ちなみに当時のバンドのメンバーはその後それぞれ別の道へと進んだ。現在ベースは家業の中古車販売店を継ぎ、ボーカルはサーファーになり、ドラムは行方不明。ドラム担当には消息を絶つ者が多いようだ。
そして私はというと…今またこのスタジオへ戻ってきた。音を模様にするために。

実験でははシンセサイザーを使用。一定の音を出し続けて観察するもくろみ

配線を終えると、アンプを寝かせて先ほどの洗面器を乗せた。紙皿を乗せるだけの方法でも試したのだがやはり上手くいかなかった。

今度は声のときのように上から音を浴びせられないため、下から音の振動を伝えることになるが、大丈夫だろうか。

ビニールは塩がこぼれた時のため


電子オルガンの音で順番に高い音から模様の様子を確かめる。

ドーーーーー♪ シーーーー♪  ラーーーーーー♪

音階で響きの感じ違うのが分かる。おおー。模様としては、ドやレのシャープで面白い模様が浮かんできた。

レのシャープ。二重丸のような模様


「風の谷のナウシカ」の腐海を思わせるような模様。声だけでは出せなかった複雑な模様だ。やった!

この模様は「ねこふんじゃった」を演奏すると縁をなぞるように現れた。


「ねこふんじゃった」がもようになるようす

Real Player(300k)
Real Player(80k)


ぶっちゃけると地球上に存在する曲のうちで私が弾けるのが「ねこふんじゃった」だけだったのです。しかも上手ではないのですが、模様は面白いのでぜひご覧ください。

さらに、砂を変えてもやってみる(ちなみに画用紙を挟むと模様はできなかった。下から振動を加えているからだと思われます)。


低い音は外周に大きく丸が 水玉が規則的に放射状に並んでる…気がする

星型のお菓子ようシュガーチップ 心なしか星のかたちになってませんか??

理屈はなんとなく分かるものの、幾何学的な模様が現れるのはやっぱり不思議。自然にある規則性におどろきだ。

スタジオは終了時間の5分前から片づけにかからねばならないきまり。おなかいっぱい音を形にしたところで、そろそろ片づけようと思います。




スタジオから帰ってきて、調子に乗ってカラオケ屋でも試してみようとしたらスピーカーが上に付いていて試せなかった。スピーカーやアンプがなくても、空気中の音の振動をキャッチして模様を浮き出させる方法があったら面白いのになあ。ああ、こうやって研究って続いていくものなのか。

小学校時代も中学校時代も夏休みの自由研究は適当な粘土細工ではぐらかしてきた。調べて、実験して、調べて、実験してようやく結果を得るという自由研究の神髄にまさか大人になって触れることになるとは。

夏休みの最後の日に慌てて粘土をこねている過去の私ににこの特集記事を渡してやりたいです。

カラオケ屋では模様採取できず


 

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