石みたいに固いパン
とにかく固いパンがあると聞いて紹介されたパン屋さんにやってきた。石ぐらい固いという。名前もそのまま「カタパン」。
早速買って食べてみた。パク。ガッ!ガギッ!
…石だ。本当に無茶苦茶に固い。見た感じはビスケットのようだけど、サックリという感触は皆無。乾パンのような保存食として昔はよく食べたものなんだそう。なんとかガリガリかみ砕いて食べる、香ばしい味がして、うっすら甘みが。あれ、おいしいぞ、これ。
「手でも歯でも砕けなかったらかなずちで割ってしゃぶってりゃいいや」とご主人。パンじゃないなら、飴みたいに食べればいいじゃない、ということらしいです。
大須のパン屋にアルマジロの剥製を発見。パンとどう関係があるのか?(林 雄司)
またこのパン屋
そのパン屋がここである。
店内の保冷庫の裏の棚にホコリかぶっていたのがアルマジロだった。
「すごいぞ。ワシントン条約があって手にはいらないからな」
と店のご主人は誇らしげであったが、ええ、だからどうやって手にいれたすか?
聞きたかったがご主人の話はパンの釜の話、ランプのコレクションの話などに次々うつり、相づちを打つだけで精一杯だった。ただ、この店に探偵ナイトスクープの取材が来たときも、この剥製は写ったそうだ。
アルマジロと堅パンの関係はありそうできっとないと思う。
はっきりと Nikon と刻印されたバックルの実物を我々は目の当たりにした。こんな物まで作っていたのか?(林 雄司)
なんでパン屋で
現物を見たのがこのパン屋である。
パンやアルマジロの話を聞いているとご主人が唐突に
「そのカメラはニコンか?」
ええ、そうです。と答えると突然、ご主人は僕のベルトに手をかけた。なに?脱がされる?と思ったら
「なんでベルトはニコンじゃないんだ?」
とのこと。もうなにがなんだか。僕が返事に困っていると店の奥からバックルを持ってきた。
「これぐらいしないと。ニコン使ってんだったら」
確かにニコンと書いてある。どこで手に入れたのかを聞きたかったのだがご主人の話は、大須にできたテレビの公開スタジオの話、ドン小西が店にきたことなど次々とうつり、聞くことができなかった。
名古屋で意外な発見である。ニコンはバックルも作っていた。
あと、1日で気合入れてコネタを探して回るのは新鮮でした。東京に帰ってきてからも、これもしかしてコネタでは?とコネタハントの姿勢がなかなか取れませんでした。 こんど東京でもやってみようかと思います。ただし真夏日じゃないとき限定で!