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特集


ちしきの金曜日
 
京都めぐり珍道中

あれ、珍しく本が写ってないですね。

●最後は清水寺に!

なんとも虚しさあふれる宣伝活動に疲労の色を隠せない林さんとぼく。

ただ、「まじめに京都っぽいところ」も取材しておこうという話になり、最後に清水寺を訪れてみたのでした。

左の写真は清水寺に向かう道(清水坂)を散策するぼくの姿です。

珍しく本が写っていない! よし撮るぞ!

***

 

…と思ったら、バーン! 甘い!

…と林さんを油断させておいて、バーン!

『1億人のプチ狂気』

持ってないと見せかけておいて、不意打ちでサッと提示する。今回の取材で会得したテクニックの一つであります。

こんなテクニック、役立つのは今回が最初で最後だとは思いますが。

***

 

「そんなに上のほうを撮るなんて!」

10分ほど坂をのぼって清水寺に到着。

ふと林さんを見ると、カメラを思いきり仰いで塔を撮ろうとしていた。ああっ!

本が写らない写真を撮ろうとするとは…。さては先ほどの「不意打ち提示」に立腹されたか。

くそー。林さんがその気なら、こっちだって手段を選びませんぞ! どやっ!

…と、背伸びして無理やり本を入れたのが左の写真です。写ってよかったー。

***

 

「こちらが田村堂でございます」

清水寺の境内にあった「田村堂」。

あまりにもどうってことない建物に、これまたあまりにもどうってことのない名称。

そして、「これが田村堂か…」なんつってありがたがってる観光客。まったくごくろうさまです。

ちなみに左の写真、本はちゃんと写っております。さてどこでしょう?

いよいよ「ウォーリーを探せ」みたいになってきました。

***

 

「はい、撮りますよー」

本を携えながら境内を歩いていたら、観光客(女性2人連れ)から声をかけられた。

「あのー、写真撮ってもらえますか?」

もちろんOKである。もちろん本は携えたまま。

相手への宣伝にもなるよう、預かったカメラの真横で本を激しくチラつかせながら。

「はい、撮りますよー」

彼女たちに何のリアクションもなかったのが少々恐ろしゅうございました。日常にひそむ深淵。

***

 

「飛び降りるか否か、それが問題だ」

「清水の舞台」にて1枚!

思い切って何かをやることを「清水の舞台から飛び降りるよう」と表現する。この語源は……

と解説を続けたいところなのですが、紙面がなくなってきました。ええと、清水寺はよいところです。

最後に今回の本について。

 タイトル: 『1億人のプチ狂気』
 編著者: ステッグマイヤー名倉
 出版社: 二見書房
 価格: 1050円(税込)
 ISBN: 4-576-04072-3

清水寺ともども、よろしくお願いします!!

 





写真
サイン本たち

●『1億人のプチ狂気』サイン本プレゼントのお知らせ

というわけで京都の観光案内、いかがだったでしょうか? ついでにちょこっと本の宣伝もさせていただき失礼しました。

というか、正直言うと…。

「こんなことしてホントに売り上げが伸びるんだろうか」という素朴な疑問を振り払いながら、勢いだけでやってしまった企画です。こんなバカな特集を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。 申し訳ありません。

で、ささやかながら、サイン本を5名様にプレゼントしたいと思います。応募者多数の場合、抽選となりますのでご了承ください。

応募はこちらのフォームからお願いします。
締め切り:2004年7月23日 18:00
当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。

なお、「ちょっくら買ってやろうじゃないか」という太っ腹なかたはこちらからも購入できます。なにとぞよろしくお願いいたします。


 

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