「つぼ八」は北海道から沖縄までに店舗を広げるチェーンの居酒屋。チェーンなのだからメニューは全店共通かと思っていたが、実は北海道とその他の地域では宴会メニューが違うらしい。(つぼ八ホームページよりメニューが見られます)
個人的にもよくお世話になっているあのつぼ八に、北海道バージョンのメニューがあるというのだ。これはぜひとも食べてみたい!
東京と北海道、つぼ八をめぐる宴会がはじまる!
(text by 古賀 及子)
17:00 一次会・つぼ八大森駅前店
ある6月の土曜日。デイリーポータル関係者が集まって飲み会が催されることになり、幹事をいいつかった。場所は大森。じゃあ、いつものつぼ八にしよう。開始は17時と早めだが、休前日ということを考え一応予約することに。
予約したのは\3,500の飲み放題付き宴会コース。席に着いてビールを頼むと、スカンスカンといっせいに料理が並び始めた。
「いやー、居酒屋でおまかせの宴会コースなんてちょっと久しぶりですよ」 「飲み放題のドリンクメニューってビールが瓶ですよね。瓶ビールで差しつ差されつやるから、いつの間にか飲んでる量が分からなくなるっていう」 「飲み会ってよりも宴会って気分になりますねえ」 「じゃあ、お疲れさまです、かんぱい」
ひとしきりビールを飲むとさらに料理が畳みかけてくる。どれも大ボリューム。こうゆうガツンとした感じは宴会メニューならではだ。
そんな大ボリュームメニューを食べてはビールを飲み、食べてはビールを飲む。注文しなくてもサクサク出てくる料理群。こうゆう宴会コースって飲み会のホームグラウンドな感じだ。
飲み放題の宴会コースが久しぶりという人がほとんどだったこともあり、思った以上にこのセッティングは好評だった。幹事としてはホッとひと安心。仕事の話をしたり、近況を話したり、いつも通りの飲み会は続く。
「炒飯にイクラ乗ってる! あ、なるほど、鮭炒飯にいくら乗せて親子炒飯なんだ。北海道って感じですねえ」 北海道へ行ったことがないという、デイリーポータルでは撮影や笛の演奏でお世話になっているデジタルビイムの前田さんは目を細めている。
宴会コースは制限時間が2時間。宴もたけなわであるが、シメのご飯とデザートまで出て皆さん満足といった様子。ドリンクもラストオーダーが全部出そろった。
「あれ、まだ7時ですよ」 「もうちょい飲みますよね」
会話は自然と2次会の方向へ。ウェブマスター林さんはもう動くのが面倒なようだが、 今日は私が幹事だ。2次会の予約もぬかりなくしてありますから、行きましょう、行きましょう。
結局、林さんと前田さんと私の3人で2次会へ流れることになった。