●専門家の意見を聞いて
ネット通販で金属探知機を売っているサイトを見つけたのだが、入門者用からハイエンドまでかなりいろいろな機種がある。どれを買っていいのかわからないので、電話して担当者の方に聞いて見たところ、いろいろなことを教えてくれた。
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初心者が試すなら低価格のもので十分楽しめる。 |
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欧米では金属探知機でコインなどを探すことがレジャーとして定着している。 |
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日本でも夏に海水浴場となる海岸では、貴金属や硬貨が結構見つかる。 |
聞けば聞くほどワクワクするような情報ばかり。思わず「じゃあ注文します!」と言ってしまった自分がそこにいた。
●もうすっかり発見した気に
翌日家に届いた金属探知機、箱からして予想外のポップなイメージが印象的。決してマニアックなものではないという雰囲気が漂っている。
電話で聞いた通り、パッケージでも外国人がレジャーとして楽しんでいる感じの演出。
あちらの国では金属探知機というと、もうすでにそういうものであるイメージがかなり普及しているのだろう。日本人としては先を越された感が悔しくも感じられる気がする。
早速開封し、パーツの組み立ても簡単に終了。組み立ててみるとやはりそれっぽい気配が湧き立ってくる。普段テレビで埋蔵金発掘の番組を見ても「出るわけねえよ」とやさぐれている私だが、自分がするとなると早くもザックザクの妄想が走り出す。
操作パネルのスピード感あふれる字体もやっぱりアメリカン。「ファスト・トラッカー」という英語の意味は今ひとつわからないが、「どんどん見つけたるで」という勢いは共有できる。
●金属の種類まで判別
手始めにテストということで、財布から小銭を床に置き、探知機のスイッチを入れて試してみる。……おお、硬貨の上を先端部が通過するとばっちり音が鳴って反応するではないか。
さらに試すと、硬貨によって音が違うことに気がついた。1円玉・10円玉では「プップッ、プッ」といったような音、100円玉では「ビッ、ビッ」といった感じだろうか。金属の種類まで判別しているのだ。
しかし、見えているもので反応するのは当たり前と言えば当たり前。ビーチでは砂の中に眠るものを探知しなくてはならないのだ。そこで厚手のザブトンを上に乗せて試してみたが、これでもばっちり反応。予定通りにこれはすごいぞ。
ここまでわかればあとは現地で実践あるのみ。海の近くに住んでいるのに夏でもそんなに海に行ったりしない私だが、こういう目的があれば別だ。早速海水浴場に出かけてみよう。
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