テレビの裏側を見る
スタジオに行くのは難しそうだが、ニュースなどの生中継現場に立ち会えればテレビ画面の裏面がどうなっているか見届けられるんじゃないか。
日本テレビでは毎日、夕方の天気予報で近所の子供たちが出演する街頭中継のコーナーがある。これだったらなんとか裏側に回れるかもしれない。
調べてみたら、今日の中継は社屋のある汐留の広場からだという。
朝はフジテレビ、夜は日本テレビ。裏を見ようとすることがこんなにミーハーな行為だとは。次はテレビ朝日だろうか、テレビ東京もいいなあ。いや、これで最後です。
中継場所に着いてみると、すでに準備が進められていた。
「ありゃ?」
見ると、中継現場、子供たちやお天気キャスターの方の立ち位置の背後はビルの吹き抜けになっている。つまり、裏には回れないことが分かった。仕方がないので、吹き抜け部分を介して後方にある通路から望遠で裏側を観察することに。意地でも裏を見させてもらう。
ついでに知る裏事情
現場では中継に参加を希望する親子が続々と集合、大量の子供たちが縦横無尽に走り回って大変だ。本番時間が近づくと、スタッフの方が親子に出演にあたる説明をする。本番中は携帯電話の電源を切ること、フラッシュ撮影禁止など。
その間も、お母さんから子供に「絶対泣かないのよ、頑張って笑うのよ」などと指示も出ていた。へぇ、あの天気予報に出演するのってこんな風になってるのか。
物理的なテレビ画面の裏面を見るつもりが、思わぬことに事情の裏側まで覗けてしまった。
本番直前になってお天気キャスターの方が現れ、子供たちもカメラの前に並び始めた 。時間は午後6時49分。放送まであと3分だ。いよいよ裏を目撃すべく、吹き抜けの向こうへ移動する。
なんとか裏面、見られました! 何にでも表があれば裏があるを実感。オモテ面であるTV放送と合わせてご覧下さい。
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