「スーパー、コンビニのレシート」
写真1のレシート。イトーヨーカドー大井町店、2月3日(火)14時29分に発行されている。
買物内容は「ファンタ青リンゴ500ml」。これは中学生の買い食いに違いない。ファンタの青リンゴを500mlも欲しているところを見ると、部活帰りで喉がカラカラだったのだろう。123円の買物に203円渡しているあたりから、几帳面な一面もうかがえる。そんな真面目な性格なので、買い食いが両親にバレる事を恐れている。レシートをクシャクシャに丸めて店の外に捨てたのは証拠隠滅の為だ。周囲の目を気にしながら、店先でファンタを一気に飲み干す様子が目に浮かぶ。
そして、写真2。
サンクス大森店、2月2日18時45分の発行だ。買物内容は「油性ボールペン赤0.7」のみ。赤ペンでまっ先に思い浮かぶのがギャンブラーか添削の先生だが、油性ペンなのでその線は消える。いずれも裏写りがする油性ペンではなく、赤鉛筆を使っているはずだ。
油性の赤ペンを日常的に使っている人物……、考えられるのは大工さんか溶接関係の人。木材や鉄に寸法を書き込む為の赤ペンだ。しかし、ここで問題になってくるのは0.7ミリというペン先。大工さんや溶接工だったらもっと太いペンを使うはず。となると大工さんではなく、溶接工の中でも特に精密機器に携わっている人。つまり溶接工場で歯車を作っている人、という事になる。
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