お父さんの匂いがした
シェービングクリーム。確かに肌につけるものだから、安全は安全だろう。匂いをかぐと・・・石鹸の匂い!そしてお父さんの匂いがした。とおく故郷の群馬から「がんばれよ」と言ってくれているのだ。
見た目は今までで一番クリーミーで、期待できそうだ。何かの卵みたいだが、えい!
それにしても青空の下、静かな冬の午後、アパートのベランダで2人パイ投げをしていると、まるでアンリ・ルソーの絵のようだ。うっそうとしたジャングルの中、静かに沈む夕日の下でライオンと原住民が戦っているあの絵。
これは近い。このべたつき感、クリームっぽさ、白さ、軽い屈辱感、どれをとってもパイ投げのパイそのものだ。道が急に開けてきた感じだ。はいはい次!