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特集


ロマンの木曜日
 
カレーうどんにつられますか?

後ろで店員さんが伝票の計算中

次のステージは「さぬきうどん」新橋店。
ここは入り口から注文カウンターまで少し距離がある。1軒目よりもカレーの匂いを印象づけるには有利なロケーションだ。
今回もやはり入り口近辺に陣取り、お客が来るのを待つ。僕の横を抜け、注文カウンターに向かうまで、その数秒間でカレーの匂いをアピールしていくが、前回と同じやり方では駄目だ。

カレーうどんの誘いを更に強いものにするため、秘密兵器を投入することにした。


秘密兵器

携帯扇風機。
これでカレーうどんの匂いの到達率を高めていく。


匂いが風に乗って

ブゥーンブゥーンと予想以上に大きな音を立て、携帯扇風機がまわる。


サウンドファイル:扇風機の音

「マニキュアを乾かす時などに」
とパッケージに書いてあったが、まさかカレーうどんの匂いを煽ることになろうとは……。在庫を調べに倉庫まで走ってくれたダイソー(100円ショップ)の店員もびっくりだろう。

とにかく、これでお店に入るなりカレーの匂いを浴びせる事が出来る。

準備万端、お客を待つ。


魅惑のカレーうどん

お昼時を過ぎてしまったせいもあり、先程のお店ほど客足は多くない。


2、3分待つと、まず最初の客が僕の横を抜けた、ブゥーンブゥーン……。
次の客、ブゥーンブゥーン……。
また次の客、ブゥーンブゥーン……。
立て続けに5人のサラリーマンがカレーゲートを抜けて注文カウンターへ。

果たして、注文結果は?


約4割の確立で……

な、何と!5人中2人がカレーうどんを頼んでいる。
打率4割の快挙だ。
忙しい時間帯からはずれた事が良かったのか?
ダイソー製携帯扇風機の威力なのか?

「人はカレーうどんにつられる」

と、強く言い切ってもいい数字なのではないだろうか?

しかし、僕のあくなき探究心はここでおさまらない。
次のステージで、店全体をカレーうどん一色に染めてみせる。


 

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