「めっき工房」って買ったのだ
光るものにひかれて通販でメッキができるキットを買った。発見して即買った。プロのメッキが手軽に自宅でできるのだ。
これさえればなんにでも金メッキをして輝かすことができる。なんにでも金にできる!どれを金にしようか、これか?それともこれ?という視点で身の回りを見る。ちょっとした神さまだ。
しかしメッキができるのは、金属、電気が通るものしかできない。塗装がしてあるものはあらかじめ塗装をはがす必要がある。なんでもというわけにはいかない。
のら猫に「おまえ、光らせてやろうか?」などと語りかけていたがそういうわけにはいかないのだ。
メッキ手順を説明します
1.もとの素材を磨く
2.水洗い
3.脱脂液で油をとる
4.水洗い
5.メッキする
6.水洗い
メッキするものに電気を通してメッキ液を塗ると輝いてゆく。電気を通すといっても派手に熱くなったり輝いたりはしない。静かに電気が流れているらしい。感覚としては超音波歯ブラシに似ている。
メッキができる身近な素材がみつからず、10円玉で試してみた。
100円のような10円
金メッキする前にニッケルメッキをしてみる。銀色に輝く10円玉。これはまずい。100円みたいだ。感覚のあやうさを発見。色だけで硬貨を判断していたのか。
白人になりたかったマイケルはこんな気持ちだったんだろうか。
この後、金メッキしてみるが、10円玉はもとから金色なのであんまり違和感はなかった。
「マイケル、おれたちはジャクソンファイブじゃないか」(ジャーメイン兄さんの声)。
ひとりで5時間ぐらい部屋にこもってメッキしていたので、あたまのなかで妙な会話が繰り広げられていた。
まとめ
僕は金属を金にできる(条件があえば、だけど)。お、これ、金メッキしてみるか。メッキ自体もさることながら、そんな新しい視点を獲得したことのほうが収穫かもしれない。
注)硬貨にメッキをしてはいけません。この10円玉は実験後、メッキをはがしてもとに戻しました。
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