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特集


ロマンの木曜日
 
七草を求めて川を下る

お台場、潮風公園で合流。いざ七草がゆ!


潮風公園

林さんより一足先に、お台場の潮風公園に到着した。
平日の昼下がりという事もあって、人影はまばら。


林さん到着

コンロに土鍋をセッティングして待つ事15分、林さんが七草らしき野草を手に現れた。

林「いやあ、すみません。遅れちゃいました」
住「どうでした?七草」
林「ええ、一応3株ほど」
住「僕は4株ほど」


住の七草。左からハコベ、セリ、ナズナ、セリ(大) 林さんの七草。左からセリ、ナズナ、ナズナ

住「何か凄く青臭いんですよね。持ってるだけで」
林「その、セリ(大)じゃないですか?根っこがでかいから」
住「そうですね、セリ(大)から相当匂いますね」
林「そもそも、大とか小とかあるんですかね?」
住「うーん……」
林「で、どうします?この草たち」
住「これを食べるの、ちょっと勇気がいりますね」
林「ええ……」
住「……」


弊社スタッフ登場

林「あっ、石塚さん!」
住「七草揃いそうになかったので、石塚に市販品を買って来る様にお願いしたんですよ」

六郷土手から弊社スタッフ石塚に連絡をして、七草セットを買ってお台場に来てもらう様、手配をしておいた。


春の七草。300円


市販品の七草と僕たちが取ってきた七草を比べて、僕たちの七草が正しかったらそれを食べる事にした。


並べてみると…

それにしても、こうして並べてみると、僕たちの七草はいかにも武骨で野性味が溢れているのが分る。市販品から醸し出されているこの上品さは何だ?


慎重に吟味する

市販品と取って来たもの、それぞれ手に取って比べる。

「これ、どう見ても違いますね」
「こっちも、ちょっと縮尺が大き過ぎます…」
「あっちはそんなに匂わないですよ」
「本当ですね、こっちは相変わらず青臭いですけど」
「やっぱり、あっちですね」
「ええ、あっちで作りましょう」


いよいよ七草がゆ

そして、あっちの七草を使った七草がゆが完成し、一気に食べた。
朝からの苦労が隠し味となっていたのだろう。少し青臭かったが、おいしく食べられた。

これで、今年1年は健康に過ごせる事でしょう。




やっぱり「こっち」は使わなかった

 

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