マーガリン18年分
続いて業務用食材の店に。
見たことないような大きさの食材が並ぶ。
・タルタルソース
1キロ
・ふえるわかめ 400g
・ケチャップ 3.3キロ
・バニラエッセンス 500g(バニラエッセンスなんて使うのは一滴なのに!)
・紅しょうが1キロ
・マーガリン 8キロ
マーガリン8キロなんて家にあったらどうしよう。
マーガリンっていつ開けたかわからないようなのが冷蔵庫に入れっぱなしになっているのに、それが8キロ。一生もつのではないだろうか。僕の一生をマーガリンに換算するとこれぐらいの量なわけだ。
ファミコン買うのに並んだり、大学に落ちたり、はじめてお酒を飲んで酔っぱらったのもこのマーガリンのなか、そう考えるとマーガリン以上の意味を持ってくる。
(いま調べたらマーガリンの家庭当たりの年間購入量は1.8キロ、1家族4人としてひとりあたり0.45キロ、8キロだと約18年分でした。それでもすげえ)
ふえるわかめ400g も地味なようですごい。10倍に増えるのだ。4キロ。
もし誰かが夜、学校のプールにこの箱を放り込んだら翌朝にはプールがわかめだらけになる。ちょっとしたテロである。そう思うとこの業務用の諸刃の剣ともいえる危うい魅力が理解していただけるだろうか。
甘いもので理性が飛ぶ
食材の店でそれまでは冷静に見ていた大塚メンバーの理性が飛んだ。
ソフトクリームのもとを見つけたからだ。この粉を1.8リットルのお湯にとかすとソフトクリームができる。そしていつのまにか「ぎゅうひ」をひと箱買っていた。みつ豆にひとつだけ乗っている「ぎゅうひ」。あれだけひと箱!
家まで我慢できず、帰りに歩きながらぎゅうひを出して食べていた。
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