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2月のテーマ:愛


ロマンの木曜日
しばれフェスティバル人間耐寒コンテスト

●2月1日7時30分 羽田空港 〜女満別、北見 そして陸別へ〜


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かたやサーフィンUSA

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スキー靴のような履き心地

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女満別空港は一面の銀世界

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がんばれふるさと銀河線

陸別町への道のりは遠い。
羽田空港から女満別空港に飛び、そこからバスで北見に向かう。北見からは「ふるさと銀河線」で陸別まで1時間半。移動時間だけなら4時間弱なのだが、北見で4時間待たないといけない。合計8時間近くかかる計算になる。

7時30分。羽田空港で林さんと待ち合わせ。
空港ロビーにはサーフボードをカートに積んだグループがいる。日本一寒い街で野宿に挑もうとする者もいれば、かたやサーフィンUSA。人生機微交々だ。

防寒シューズを履いた30男2人が機内に乗り込む。女満別行きの飛行機とはいえ、こんな靴を履いている人はいない。
「なんかスキー靴みたいで痛いですね」
「スネ毛のあたりがすれて辛いです」

この装備、オーバーだったんじゃないか?
2人の間に暗黙の不安がよぎるが、あえて口には出さない。
せっかく買ったんだから、ねえ。

 

10時。女満別空港到着。
飛行機の外に広がる銀世界にびびったカップルが
「長靴はいてくれば良かった」
って言っている。
だしょ、だしょ!
さっきまでの不安は吹き飛び、一気に防寒シューズに優越感を覚える。

バスの時間まで少しあるので送迎デッキに出てみる事に。
電光掲示の温度計は-6.5度と表示されている。北風で顔が痛い。

デッキに積もった雪は30センチほどで、防寒シューズも沈む。
「やっぱり中で待ちましょう」
ものの5分もしないうちに根を上げてしまった。

こんな事で夜を明かせるのだろうか?

-6.5度ですっかり参ってしまい、北見での4時間待ちを経て、「ふるさと銀河線」に乗り込みます。



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