■まずは材料の買い出し
社長汁を作るにあたり、ベースとなるスープを「コンソメスープ」とする事にした。玉子がおいしい寿司屋はしっかりとしているのと同じように、コンソメスープがおいしいレストランはちゃんとしている、という話を聞いた事がある。
コンソメスープがおいしい社長は仕事もしっかりしているのだ。
材料の買い出しにマダムたちで賑わう紀ノ国屋へ。社長汁たるもの、厳選された素材で調理するのは当たり前。レシピメモを片手に材料を選ぶ。
とはいえ、慣れないスーパーの中でお目当ての食材を探すのは一苦労。とりあえずトマトを押して弾力を試してみる。スーパーに行くとトマトを押さずにはいられない。
野菜コーナーから肉コーナーを巡り玉子に手を伸ばしたら2つで960円のタマゴを発見。1個480円の超高級タマゴ。480円あれば牛丼にタマゴを落としてもお釣がくる。高級タマゴ1個=牛丼+タマゴ。どうなってんだ?
レシピによると使うのは卵白だけなので、ここは一番安いクオリティ玉子で。
社長汁(ベース)に必要な材料は以下の通り。
牛ひき肉・すね肉600g、にんじん120g、玉ねぎ2個、セロリ2個、パセリの軸4本、卵白4個分、ブイヨン24カップ、塩・こしょう・カラメルソース 各少々 |
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購入した食材の中で特にこだわったのは「塩」。少々しか使わないが「イスラエル・死海産湖塩」をチョイスした。世界で一番低い海抜に位置するイスラエル・死海の塩。普段机にはりつく事の多いスタッフたち。死海の塩で、彼らの重くなった腰を少しでも軽くしてあげたい。そんな「気遣い」も社長汁には欠かせない隠し味となる。
ベースとなるコンソメスープに必要な食材は以上で、それにそれぞれのスタッフに合わせたオリジナル食材をトッピングすると社長汁が完成する。
いざ、ベース汁の調理開始!
※一応失敗した時の為に、「コンソメスープの素」も購入しておく。リスクヘッジも重要だ。 |