「ミラクルフルーツ」のクロスレビュー
林母のレビュー |
|
林「次はミラクルフルーツ」
母「ああ、なんかおいしそうだね。聞いたことあるな」
母「フルーツなんでしょ。さいきん発売のジュース!」
林「違うかな」
林「すっぱいものが甘く感じるってくだもの。あれ、逆かな。甘いものが酸っぱくかな。
(正解はすっぱいものが甘く、です)
母「へー。男の人はすっぱいもの苦手だからいいんじゃないの」
林「そうかな」
母「いまは太陽の卵だよ。完熟マンゴー」
林「ああ、宮崎の」
母「1万円するっていうじゃない」
林「宮崎みたいな物価の安いところで1万円は高いよね」
(林 母は一昨年まで宮崎に住んでいた)
母「地元のひとはできそこない食べるんじゃない」
林「またそんなことを」
母「だいたい生産者はいびつなの食べるよ。お金になるものは食べないわよ」
林「まあそうだね」
母「ひとつでもわかってよかったよー」
ミラクルフルーツよりも1個1万円の完熟マンゴーがミラクルだと言いたいようだった。
母「声ががらがらだからあした医者行くよ。」
林「近所の医者?」
母「なじみの医者だから、冬もずっと行ってた」
林「行くといいよ」
母「いつも行ってるから、いかないと林さん病気かしら?なんて言われたりして。」
林「ははは」
母の小話でした。
|
母的にはミラクルなマンゴー |
住母のレビュー |
|
住「じゃあ、次は、ミラクルフルーツ」
母「ミラクルフルーツ?」
住「そう、ミラクルフルーツ」
母「分からない」
住「そう、実は俺も分からないんだよね。何だろこれ?」
母「まーちゃんが分からないんだったら、分かる訳ないじゃない」
住「でもミラクルの意味は分かるでしょ?」
母「ミラクル? あれでしょ、奇跡だっけ?」
住「そうそう、だから直訳すると奇跡の果物だね」
母「ますます分からないわね」
住「うん、ますます」
母「そういえばこの前那須に行ったのよ」
住「へぇー、いいじゃん」
母「お土産買って来たから、今度渡すわね」
住「何?」
母「ふくろうの置物※1。縁起がいいって」
住「あ、ありがと」
※1
最近母はふくろうの置物に凝っていて、実家はふくろうだらけになっている。
古賀母のレビュー |
|
古賀:じゃあね、ミラクルフルーツは知ってる?
母:わかんない。
古賀:ちょっとは考えたりしてよ。
母:えー、何かの果物のことをミラクルフルーツって呼ぶの?
古賀:どういうこと?
母:体にいい果物のことをミラクルフルーツって呼ぶとかさ。
古賀:いや、ミラクルフルーツって名前の果物みたいだよ。
母:へー。しらないわ。すごい名前ね。
古賀:ミラクルフルーツを食べてから酸っぱいもの食べると甘く感じるんだって。
母:はー。知らないわ。
古賀:興味ない?
母:えー、なによ、それみんな知ってることなの?
古賀:流行ってるみたいだよ。
母:へー。
古賀:うん。
母:石川くんなら知ってるんだけどねえ。
古賀:え、石川くん?
母:ほら、ゴルフの。
古賀:ああ、最年少で勝った人。
母:インタビューがさわやかでよかったわ。斉藤くんみたいで。
古賀:斉藤くん?
母:ハンカチの子。
古賀:ああ、王子。
母:あ! そうだちこちゃん、ちょっと6月の7日から9日までうち来てくれない?
古賀:なに、また唐突に。
母:とこちゃんと北海道行くから留守番して欲しいのよ。
古賀:えー。
|
母です |
高瀬母のレビュー |
|
高瀬:じゃ、次ね。「ミラクルフルーツ」って知ってる?
母:知らない。でも聞いたことはある。
高瀬:あ、あるの? テレビか何かで?
母:なんだっけねぇ…。で、アンタ次はいつこっちに帰ってくんの。
高瀬:え、ミラクルフルーツは?
母:なにがよ。
高瀬:どういう物だか気になんないの?
母:だって知らないもの。とにかく、おまえが帰って来ないとパパ※1の機嫌が悪いんだよ。最近すっかり気力が衰えてるっていうか、プール※2にも行きたがらないしね。
高瀬:GWに帰んなかったもんね。…じゃ、6月に一回帰ろうかな。
母:そうしてよ。飛行機代、パパが出してもいいって言ってたよ。
高瀬:やったー!
いつのまにかミラクルフルーツの話はなかったことに。つくづく興味がない様子。
※1=高瀬の父(75歳)。我が家ではいまだに両親をパパママと呼んでいる。
※2=健康維持のために通っているプール。水中歩行がいいらしい。
ちなみに、『ミラクルフルーツ』のアットサーチでの検索結果はこちら。 |
|
(了) |