694位「冥王星」。太陽系の惑星が増えるかも、という論議のとばっちりで、かえって惑星の範疇から外れてしまった、かわいそうな星だ。「なんでやねん」と、さぞ憮然としていることだろうよ、冥王星。
ふびんに思ったので、ここで持ち上げてみることにした。彼のぬいぐるみを作ってあげよう。
(乙幡 啓子)
・・・でどんな顔だったっけ
私は太陽系の星たちが好きで、よく関連本を買って読んでいる。灼熱の金星、ものすごい質量の木星、知るに連れ輪の謎も深まる土星、とトントン読んでいき、最後にぶち当たるのがこの冥王星。
とたんに、外観イラストもぼやっとしてきて、記述もガクンと少なくなる。しかも「よく考えたら、どうも惑星じゃないよ」ときた。
こんなことってあるか。さんざん本などで太陽系のケツに並ばされてきて、結果これかよ。
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こんなゴツゴツのイラストかと思えば・・・(「Newton別冊」より) |
こんなボー獏とした写真だったり(「宇宙の起源・創元社」より) |
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果ては「ゴマ粒」扱い(同上より) |
これが最新のようだ(ハッブル宇宙望遠鏡による観測写真・Wikipediaより) |
とにかく茫漠たる有様
仕方ないので上右の、デジタル処理された写真を元にちくちく行ってみよう。
作るにしてもあてずっぽうでは心もとないので、こうする。下のバランスボールを見ていただきたい。
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案の定、放置状態のフィットネス器具。 |
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