お値打ちと激安は似て非なる。
名古屋の人は「お値打ち」という言葉が好きだ。これは「激安」とはまったく違い、いいものをより安くという概念だ。ドンキホーテ的というよりは無印良品的なアイデンティティだと言っていい。(変な例えですがなんとなく意味が分かってくれれば本望です)
そんな名古屋のお値打ちスポットとして焼き肉業界を震撼させたのが究極のお値打ちショップ「焼き肉 百えん屋」の登場だ。何しろあれだけ高い焼き肉料金をひと皿100円で提供してしまおうというから驚き。半信半疑のまま現場に向かう事にした。
「百えん屋」本店は住宅街にひっそりと佇んでいた。
表の看板には『牛すじ百円、牛レバー百円、牛カルビ百円、若鶏百円』と書かれている。
個室の名前が牛肉の名産地の名前になっていて「松坂」「神戸」「但馬」といったプレートがかかっていてユニークだ。
やってきた百円の皿はというと確かに普通の焼き肉屋より少し量が少ない気もするが、和風の皿に盛られた100円カルビはむしろ懐石料理のようだった(言い過ぎた)。
味のほうも文句はなし。ちなみに100円のカルビと280円の特上カルビを食べ比べてみたのですが味に違いはあるもののどちらが高級品か分かりません。
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