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コネタ


名古屋コネタ
 
名古屋コネタ60本ノック

古賀:さて、早くも今日で3週目に入りました、「名古屋コネタ60本ノック」です。お元気ですか。
乙幡:元気ですよ。って私に言ったんじゃないんですね。
古賀:おや? 乙幡さんじゃないですか。
乙幡:古賀さん、こんなところで何を。
乙幡:いきなり寸劇仕立て。
古賀:ええ。調子に乗って役者のように登場。今日からしばらく、乙幡・古賀コンビでお届けします。
乙幡:なんか緊張しますが。
古賀:私も微妙に緊張してます。いまだ緊張感ただようコンビからお届けする一本目、こんなのどうでしょう



名古屋コネタ30


100メートル道路で100メートル走

安藤 昌教

名古屋市中区にある若宮大通は100メートル道路と呼ばれている。なぜかというとその幅が100メートルもあるから。


向こう岸ははるかかなた。

 人が普通に歩くとその速度はだいたい時速4キロくらいと言われている。この速度で100メートルの距離を歩くと約90秒かかる。つまり若宮大通りの幅が本当に100メートルあるとすると、なんと1分半も道路を横断し続けなくてはならないのだ。それはもう小さなお出かけではないか。だけど心配はいらない、さすが道が広いだけあって中洲も広い。信号で取り残された人が退屈をしないようにと、中州は池やイベントスペースがあったりしてかなり充実しているのだ。

 実際に中州に取り残されてしまった人は、対向車線の少し手前の日陰で信号待ちをしていた。これも100メートル道路を渡りきるための知恵といえる。それからすでに渡ることを諦めて中洲に住んでしまっている人達もいた。

中州の日陰で信号待ち。

渡るのをあきらめた人。

100メートル道路ということで100メートル走をしてみることに。
「全力で走ってください。ただし曲がる車がいるので轢かれないでくださいね、掲載できないから。」林さんは真顔で怖いことを言う。

道路の向こう岸で位置につき、信号が青に変わった瞬間にロケットスタートを試みた。タイミングよく曲がってくる車もいない。うおおおおお。カメラを構える林さんの前を鬼の形相で走りぬけた。
「はぁ、はぁ、どうです、走ってるところ写真撮れましたか。」
「ごめんなさい、すぐそこの車が被って撮れませんでした。もう一回お願いできますか。」

 100メートル道路は走ってみるとその幅の広さを体感することができます。ただし曲がってくる車もいるので、轢かれないように注意しましょう。




乙幡:安藤さんは、実際お話してみると意外と、非常にほんわかした雰囲気の方なんですが、たまに、パカッと何か開いてしまう感じがありますよね
乙幡:この前のハブ探しのときの顔とか(ハブを見つけられない安藤さん
古賀:トランポリンのときとかトランポリンでぶっ飛ぶ安藤さん
乙幡:なまことか(苦手ななまこに薄ら笑いの安藤さん
古賀:そうそう。顔が開きますよね。走ってるときの形相も想像がつくような。
古賀:林さんと安藤さんのコンビも取材たのしそうでしたよね。
乙幡:何かというと「盛り下がりメール」が送られてきたりしましたが、ほんとうはそうでもなかったんですよね多分。
古賀:ええ、なんだかんだ言って。
乙幡:この道路なんですが、向こう岸ってすぐ近くじゃん!って思ったら、中州だったんですね
古賀:そうそう、中洲広かった。時計塔みたいのまで立ってましたよ
乙幡:ここまで来ると数本の小通りが並行してるだけって気もしますが、あくまで100m道路なんですか?
古賀:そのはずですが、言われてみれば……いや、みもフタもなくなりそうなので、次のネタいきましょう!
乙幡:ではまた道路を見たくなったので、これはどうすか。前略、道の上から。



名古屋コネタ31


屋根が歩道に飛び出している店が多い

林 雄司

外国の高級ホテルや劇場の屋根って車道まで延びているだろう。雨が降っていても車からエントランスまで濡れないですむ。ゴージャスでセレブな雰囲気のする屋根だ。

あの長い屋根が名古屋の繁華街にもたくさんあるだ。

高級じゃなくて普通のビジネスホテルもあの屋根。ホテルじゃなくて美容院やファーストフードの屋根も車道まで延びている。セットかけたばかりの頭が濡れたり、テイクアウトしたハンバーガーが濡れないようにとの配慮だろうか。


高級ホテル、じゃなくて美容院
わりと普通のクラスのホテルでもこの屋根。
マクドナルドだって
飲み屋だってセレブ仕様

てなこと思ってたら餃子専門店の屋根も車道まで延びているのを発見。餃子を食べて暖まったからだが冷えないように…、って理由はともかくこのミクスチャー感が名古屋なのだ。と思う。


お弁当屋さん
餃子の王将だってこの屋根だ。まさに王将。


古賀:「また道路を見たくなったので」ってすごいフリです
乙幡:そう持っていかないといけないのかと、あせってました。
古賀:この名古屋コネタ対談の一番の難所なんですよ。なんの脈絡もないコネタをトークでつなぐって。
古賀:さておき、このネタ、林さん1年ごしのネタです。去年から写真とりまくってました。
乙幡:ようやく実りましたね。
古賀:ええ、名古屋に来るたびに出っ張る屋根に思いを馳せて
乙幡:ライフワーク寸前でしたね
乙幡:これ、名古屋は道路や歩道が広くて、みんな車で移動するし・・・などと社会学的な考察をうっかり加えそうになったんですが、マクドナルドのは、屋根の伸びた先が植え込みですね
古賀:あ、本当だ。ナイス着眼点
乙幡:車乗れないじゃん。
古賀:弁当屋は屋根伸びた先、電柱ですね。店に出入りする人のためってよりも、前を通過する人のためになってる
乙幡:法隆寺の謎、みたいだ。
古賀:名古屋にまた一つ謎が増えた辺りで、また明日!
乙幡:おーイエー

 

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