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コネタ


名古屋コネタ
 
名古屋コネタ60本ノック

古賀:5月最終日ですよ。早い。学生さんは明日から衣替えですね。
林:コタツしまわないと。
古賀:遅!
林:ニャフー!
古賀:そんな季節感あふれる会話とは全く関係ない今日一発目のネタはこれだ!



名古屋コネタ26


一坪のお店が集まったビルがある

安藤 昌教

 大須商店街の外れに一坪ショップと呼ばれるビルがある。ここは文字通り一坪くらいのスペースの小さな店舗の集合ビル。
 1階にあるたこ焼き屋「元気玉」は、生地の仕込から情熱を持ってこだわりぬいており、自称日本一うまいと評判のたこ焼き屋。最近のタコの値上がりはアフリカのタコが捕獲禁止になったことに起因する、とお客である僕達に熱く語ってくれた。


確かにうまかったです。

一坪ビルにはその他にもビジュアル系音源ショップや占いの館など、多種多様なお店が出店されている。中にブランド釣堀というショップもあった。よくわからなかったので入ってみると。

うなぎ釣りでした。

 お店の中には大きな水槽があり中にうなぎがにょろにょろ泳いでいる。そのうなぎを釣り上げるとブランド品がもらえるというのだ。早速挑戦してみることに。

「あ、やります?本当に?」

信じられないな、という表情で店主らしきお兄さんは竿を持ってきてくれた。

「うなぎはね、首の辺りを狙って掛かったらしばらく引っ張らないで動きに合わせてください。元気のなさそうなやつを狙うことです。」

お兄さんはかなり親切にうなぎの釣り方を教えてくれた。しかしいざ釣ろうとするとお兄さんの瞳孔が開く。静まる空気、暴れるうなぎ、黙るお兄さん。結局僕も林さんも失敗したが、あと1、2回もやったら上がりそうな気もした。

「これ実は商売として成り立たないことに気が付いたんです。だって100人客が入っても1匹釣られたら赤字だし。だから7月で辞めようと思って。」

思いつきでもお店を始められる一坪ショップ。若き企業家の登竜門です。




林:それできましたか。
林:ここはすばらしかったです。ブランド釣り堀って看板が出てて、入ってみると水槽にうなぎ。シュールすぎ。
古賀:何が何やらだ。うなぎって。
林:店主も「え、やるの?」って感じだし。本文中にもあるけど、儲からないことに気づいたんで7月でやめるって。
林:これを読んでいるみなさん、いくなら6月中ですよ!
古賀:しかし、商売がすごい思いつきっぷりですよね。気軽だ。
林:客が来ないあいだにお兄さんが読んでいた本が気象予報士の本。
林:また新しいことやろうとしてるよ!このひと!
古賀:あぶないあぶない!
林:このお兄さんがものすごく面白かった。失敗してもキティちゃんのでかいぬいぐるみくれるんですよ。残念賞で。
古賀:商売っ気がないというか何というか。野心的と言うのもなんか違う気がします。会ってみたかったー
林:コスト計算しないという点でデイリーに通じるものがありました
古賀:採算度外視!しかも度外視する方向がなんか変! あ、本当だ。デイリーだ。
林:サンクチュアリですよ。じゃあこんなのどうでしょう。



名古屋コネタ27


あのしるこサンドにスティックが出た!

古賀 及子

しるこサンド。前回の名古屋取材でその存在を知った、名古屋地域のローカルおやつだ。汁粉という液状のものをビスケットにサンドしようという大胆な発想。


お椀のイラストが液体感アピール

実態は液体が挟まったようなびしょびしょしたものではなく、すっかり乾いたビスケット。生地のあいだに汁粉を乾かしたような、つまりあんこのようなものが挟まっている。あんこ好きはきっとはまる、そぼくな甘さ。

今回の名古屋遠征でそんなしるこサンドが新たな局面を迎えているのを知った。

しるこサンドはほぼ乾パンと同じような長方形をしている。が、それをそのままスティック状にした「しるこサンドスティック」なるものが発売されていたのだ。

パッケージのフォントも従来のしるこサンドに比べると新しげ。>


やや若者的なパッケージに

食べてみると味は普通のしるこサンドと同じなのだが、食べやすいのかしるこサンド以上にボリボリいける。いかん、食べ過ぎる。相当危険。全国のしるこサンドファンのみなさんにとっては重大ニュースだ。要注目でお願いします!


あればあるだけ食べてしまうよ

追記

発売元の松永製菓さんではホームページ上でしるこサンド、しるこサンドスティックともに通信販売を行っている(松永製菓ホームページはこちら)。が、現在のところ取り扱いはケースのみ。1ケースは15〜12袋入り。ど、どうしよう。欲しいけど一気食いしそうで本気で怖いです。



古賀:これ、去年の続編です。1年ぶりに行ったら棒状になってた。
林:1年で棒になるものなんてそうそうないですよ。
古賀:そうですね。1年で長方形から棒に姿を変える。ないですね。
林:………ないですね。
古賀:……うん、ない。
林:続かなくなったんで、今日はこれにてですかね…。
古賀:とにかく私は大好きなしるこサンドに再開できてうれしかったです。
林:しるこサンド共同購入の申し込みはデイリーポータルZ編集部 古賀さんまで。

 

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