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コネタ


名古屋コネタ
 
名古屋コネタ60本ノック

林:きょうも淡々と名古屋コネタを紹介して参ります。いきなりローテンションですいません。林です。
古賀:どうしたんですか、ウェブマスター
林:いや、おなかすいてて。じゃあきょうの1発目はこれを



名古屋コネタ12


その場が面白い大須演芸

林 雄司

ビートたけしがよく大須演芸場の話をする。ギャラが500円だったとか、スタッフが少ないので出ばやしの太鼓を叩きながら緞帳を上げているとか。テレビだから話半分に思っていたが実際はもっとすごかった。



僕が訪れたときにはお客さんが18名ほど。壇上の落語家さんはお客さんと会話をしていた
「皆さんお知り合いですか」
「ええ、旅行で」
アットホームな雰囲気である。和やかになったところで落語家さんがネタをはじめた。名古屋万博にきた夫婦の話。混雑してなくて1日楽しめるところはどこがいいだろう、という話の展開。
「大須演芸場!」
………。お客さんが先にオチを言ってしまった。アットホームすぎる。

その前に出ていた切り絵の人は
「私は笑わせるのが苦手で」
と言って黙って切り絵をしていた。アナーキーだ。



社長に話を伺った。

「消えゆく運命にある場所や。名古屋万博でマンモスの化石を見るんだったらここで生きる化石を見たほうがいい」

黄昏れながらもうまいことをいう。ちなみにたけしのギャラ500円というのは嘘だそうだ。「おれは3000円だした。ビートきよしに上前はねられているんだろ」だそうだ。




林:これは名古屋取材で本気でいちばん面白かったです
林:いや、ほかも面白いんだけど。
古賀:黙って切り絵、いいですねえ。何が悲しゅうて
林:そういえばモリゾー切ってました。
古賀:でた、モリゾー。名古屋まで行ってだまってモリゾーを切りぬく人を眺める
林:ここでいちばん面白かったのは実は社長の話だったんです。
林:ここの社長になる前は不動産業を営んでいてて●●●●で大もうけしたと
古賀:ひーーーー!
林:その儲けた金を何億ってここに注ぎ込んだって
林:あのまま不動産やってたらきっと刑務所にはいってたんで、これでよかったんだ、と言ってました。
林:あー、ギリギリだー
古賀:ぎりぎりすぎますよ! フォローのつもりでユルいネタを!



名古屋コネタ13


ふにゃふにゃの煎餅

古賀 及子

ふにゃふにゃの煎餅

「生せんべい」というのを見つけた。煎餅と言うとバリバリ言わせて食べるのを思い浮かべるがそれが“生”ということは、つまり焼く前のせんべいということだろうか。


「蜂蜜」なませんべい、とある。甘いのか?

名古屋出身のライター安藤さんに聞くと、子供の頃よくおやつに食べていたそう。モチモチして甘いらしい。モチモチ? 甘い? どんどん私の中の煎餅のイメージからかけ離れていく。とにかく買ってみた。

べろんとしていて茶色の部分と白の部分が1枚に繋がっている。


べろーん

袋をあけるとブワっと黒糖の香りが。黒い色は黒糖か! 食べてみると言われたとおりのモチモチ感。すあま以上に弾力があって甘い。せんべいだと思って食べるとおどろくぞ、コーラだと思って飲んだら麦茶だったみたいに驚くぞ。

なお、安藤さんは子供の頃焼いて食べたそうだが、オフィシャルルールを確認したところ、「できるだけ生で」とのこと。一応焼いてみたが甘みが増してちょっとトロっとした。バリバリの煎餅にはなりませんでした。




林:これ、けっこうあちこちで売ってましたね
古賀:大須の駄菓子屋で賞味期限ぎりぎりのやつが半値で売られてました。いいのか。
林:ういろうや生八つ橋の元祖なんですか。
古賀:あ、そうゆう説があるらしいんです。でも、モチモチしてるってだけで味は結構違う気がします
林:メリハリのない和菓子系ですね。食べておけばよかった。
古賀:大好きですよ、メリハリレス菓子
林:うまいこと話題が癒しにシフトしたところで、また明日!

 

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