まさかこんにゃくが自分で作れるとは
こんにゃくはこんにゃく芋からできている。それは分かっているのだが、あのプルプルした弾力性物質の原料がなんでまた芋なのか、その仕組みはさっぱり分からない。
仕組みがわからなければ、作り方もまるで分からず、まさか手作りできるような代物だとは思っても見なかった。
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買ってきたこんにゃく手作りキット |
こんにゃく専門店で手作りキットを見つけたとき、だからその中身が粉なので驚いた。「これ、粉じゃん! 芋じゃないじゃん!」と思ったのだ。
よく読むと、キットに入っている粉は精粉と石灰の2種類。この精粉の方がこんにゃく芋を粉にしたもののことなんだそう。やっぱり芋なんだ。なるほど。だが、そうなると気になるのはもう一方。石灰。石灰ってあなた、校庭にドッチボールのコート書いたりするあれじゃないか。
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説明書のイラストがやけにこ慣れた筆致
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大まかに言うと、こんにゃくはこんにゃく芋(粉)に水を加えて練り、それを石灰で凝固させたのち石灰を抜いたものらしい。またアクロバティックな製法である。最初に考えた人は一体何がそうさせたんだろうという工夫ぶり。
こんにゃくの新しい一面に触れ驚かされつつ、それでは製作していきましょう。今回は最終的に「かわいいこんにゃく」を作るのが目的だが、まずは普通に行程を追っていく。
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