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コネタ846
 
日本のかぼちゃでランタンを作ろう

10月31日はハロウィンだ。ハロウィンはもともとケルト人の宗教儀式の一部がキリスト教に取り入れられたもので、今では誰もが楽しめる行事の一つとなっている。

ハロウィンのシンボルともいえるのがJack-o'-Lantern。でかいぼちゃで作ったランタンだ。カラフルなオレンジ色のかぼちゃランタンは怖いというよりかわいい。欲しい、というか作ってみたい。だけどあの大きなオレンジ色のかぼちゃが売っていないのだ(沖縄だからか?)。

なんとか日本のかぼちゃで代用できないだろうか。今回のコネタは全写真かぼちゃです。

安藤 昌教

北海道産。

いきなり地味です

ということで買ってきました、かぼちゃ。オレンジのでかいかぼちゃに比べ見た目かなり地味だけど、よく言えば中身がつまっていそう、そんなクレバーな印象を受ける。

つべこべ言わずに作ろう。


まずランタンの上部にあたる場所を切り取り、中の種をくりぬく。

慎重にナイフを入れるが、どこまでいっても手ごたえが軽くならないのだ。半ば強引に円を描いて切り取り、ずずずっと丸い蓋を持ち上げた。


一応下書きをしています。
持ち上げると想像以上の肉厚ぶり。

想像以上の肉厚ぶりだ。最初彫刻刀で彫ろうと思っていたのだけどとんでもない。

しかしスプーンで丁寧に種を取り出したかぼちゃは一気にうまそうに見えるようになった。加工には障害となる肉厚ぶりも、食べるという観点から見れば好ましい。


このアングルからかぼちゃを見ることは稀です。
種をきれいにかきだします。

 

目と鼻は三角だった気がする。

いよいよ魂を吹き込みます

中身をくりぬいたかぼちゃにざっと下書きをする。ハロウィンランタンってどんなのだったかな、と思い出そうとするのだが、和のかぼちゃを前に考えてもまったくイメージが浮かばない。どう見ても煮物に見える。

完全に煮物です。
下書きに沿ってナイフで各パーツをくりぬいていく。曲線部分の加工はかなり丁寧に行った。ナイフを使う作業なので、まねされる方は気をつけて行って欲しい。なにせかぼちゃって意外と硬いからな。
徐々に姿を現すお化けランタン。
完成間近。
すごくランタン。
肉の厚みに最後まで悩まされながらも、なんとか大小のナイフを駆使してかぼちゃを彫り、日本かぼちゃのハロウィンランタンが完成した。
いざ点火。
ランタンというからには中で明かりをともしたい。キャンドルを入れ、点火してみた。

 

小さいけど十分な迫力です。

たいへんよくできました

そして明かりを消すと、かぼちゃのランタンが浮かび上がった。自分で言うのもなんだが、初めてにしては、そして素材が間違っているにしてはかなり良い出来だ。うれしかったのでしばらくお店に飾っておいた。

正面から見てもすでに抜けた顔ですが。
アングルを変えることでさらに表情が豊かに。

お笑いの顔です

かぼちゃのランタンは漂う悪霊をイメージしているという話を聞いた。だけど僕の作ったやつはかなり力が抜けている。悪霊というより芸人だ。こういうものはやっぱり作り手の心を反映するものかもな、と思いました。みなさんも自分なりのハロウィンランタン、作ってみてはいかがでしょう。


 

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