それでは、いざ変わりつゆ大会開催
そんなわけで前置きが非常に非常に長くなってしまったが、ここからが問題のニューウェーブそうめんつゆ大会のはじまりです。堂々とオフィスビルの1Fよりお送りします。
ネタタイトルのカルピスつゆ2種に加え、前々からそうめんつゆとして合うのではと狙っていたトマトジュースつゆを試したい。
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一癖ありそうな麺つゆ候補にかこまれる、麺 |
エントリー#1 トマトジュース+塩
そうめんのアイディアレシピとして、そうめんをパスタのように使う料理があるだろう。あれからヒントを得た古賀オリジナルつゆだ。「オリジナルつゆ」といってもトマトジュースに塩(ハーブ入りの塩を使ってみました)を振っただけなのだが。
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ほらっ、ほらっ、パスタっぽくない? |
鮮やかな赤と白の麺で見た目は冷静パスタのようになった。では、食べてみます。ずずず。
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……? なんだっけ、この味? |
まずい訳ではない。むしろ美味しい。が、何かの味に似ている。この味はなんだろう……。
あ、そうだ、トマトジュースだ!
いや、トマトジュースなのだから当たり前なんだが、塩をきつめに振ったため、しょっぱかった昔ながらのトマトジュースの味になっている。麺つゆとしては……。改善の余地ありとして今後の課題にしたい。
ネオ麺つゆ度 ★★☆☆☆
エントリー#2 ポン酢しょうゆ+カルピス
続いて一段とびにどうかと思われるカルピスの登場。このつゆ、実はカルピスのオフィシャルサイトのカルピスを使ったレシピのコーナー(こちら)で発見した。
ポン酢しょうゆとカルピスを5:2で混ぜ合わせるという、れっきとしたシェフおすすめのタレレシピなのだ。
しょうゆ色にどばどば乳白色のカルピスを混ぜた。だ、大丈夫なのか……。
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ちょっとノーコメントという佇まい |
お昼がてら撮影に同行してくれたデイリーポータルZのコーディング担当の橋田さんがここへ来てとたんに顔をしかめた。
「古賀さん、これ美味しそうだと思ってやってる…?」
「……いや……」
「だよねえ……」
ぶっちゃけ、私も味には半信半疑なのだが、何しろ私にはカルピスのオフィシャルシェフがついている。ずるずるずる。食べてみた。
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たべます! |
美味しかった。美味しかったのだ、カルピスがめんつゆとして美味しかったのですよみなさん! 驚きだ。試しにポン酢しょうゆだけでも食べてみたのだが、こちらは酸っぱくて完全にNG。ふたつの素材があいまってまろやかで甘しょっぱい絶妙の味になった。カルピスの香りが少ししてかなり不思議。
ネオ麺つゆ度 ★★★★★
エントリー#3 ごまダレ+カルピス
畳み掛けてこちらもカルピスのオフィシャルサイトより。先ほどはポン酢のしょっぱさとカルピスの甘さがほどよくハーモニーを醸し出したわけだが、今度はゴマだれの甘さとのガチンコ勝負となる。
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コーヒーと混ぜているかのようです |
混ぜ比率はゴマだれ:カルピス=5:2。果たして。
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ビジュアルはゴマだれそのままと全くかわらず |
ズルズル。……す。すみませんでした! 思わずカルピスの神様にあやまった。美味しいじゃないか、すごいぞカルピス。ゴマだれが一層まろやかに、そして嫌みなく甘みがプラスされたと言おうか。いぶかしんでいた橋田さんも美味しいと食べている。
ごまダレのみでも食べてみたが、カルピス入りを食べた後だと単調で深みのない味に感じられた。
ネオ麺つゆ度 ★★★★☆
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自宅のようになってるオフィスビル1F |
カルピスというと、言わずもがな乳酸飲料だ。ということは、つゆ+牛乳、つゆ+ヨーグルトなんてのもいけるかもしれない。
ポン酢しょうゆの「ポン」は柑橘果汁であるわけだから、グレープフルーツジュース+しょうゆ+牛乳、なんてまさかの可能性も出てきた。
奥深きかな、そうめんのつゆ! 残り少なになった夏のそうめんシーズン、ますます楽しく美味しく過ごせそうです。 |