中国は日本製品はグッドクォリティとして認められている。なので、売りたくて売りたくてしょうがない中国商人は商品に日本語を入れることで、品物のクオリティアップを図る。しかし勢い日本語を知らない外国人が日本語で商品を紹介すると、ときにとんでもないアートな日本文ができあがる。そんな素敵な日本文を中国から紹介しよう。できれば読者の皆さんも文を口づさむのがモアベター。
(text by ライスマウンテン)
1年の始まりは元旦にあり。ネタのはじまりもここにあり。
「あけまして」 が目立つ。
拡大すると…
「いつもえ気でながいまして」
「元気」ではなく、「え気」なのもポイント。
口ずさむと何か軽快だ。
次。
ものすごい重要な何かが抜けているような気がする。日本語を習得した日本人には真似できない天然技ウルトラCだ。
次。口ずさんで軽快なネタを紹介しよう。
軽快な文章な上に、最後の「ふりかけ立てた」ってフレーズが早口言葉っぽくって素敵。
港式老婆餅という響きがナイスだが、ネットでよく使われる敬称「「タソ」やなぞの〆言葉「トイ」も妙。
「ぷんぷんといいにおいがする」 いいですねぇ〜、なかなか真似できない表現。メーカーは金富士と書いて、ゴールデンフジ。
これも富士ネタ。なんだかんだいって好きでしょ、日本。
あらこんなとこにも日本語が
「ビェーテイー」で「自然」で「つやつやレ」ても奇形になっては困る。「べす」って何だ。
次は長文。文章添削にも時間がかかる。
よく日本語を努力し、研究したと思う文章。でも 「五つもの快感がただちにほとばし」ったらどうなるんだ? 「ちょっとだけかんだら」どうなるんだ? なんとも糞詰まりで先が気になる文章だ
努力が足りない一例。なんとなく「だ」で〆ているから文章っぽく見える、ってことはないですね。すいません。
日本語を書けばいいもんじゃない。努力はしたほうが美しい。
ムに半濁点をつけるとはどういうことか?勝手に文字をつくってはならない。
それに比べて個人的に強く押したい優秀作品はこれ。
口に出して読めば読むほど味がでる。もはやアートの領域。こんな文に「優」の印を押すあたりが高ポイント。
要はこれらの文章は天然ボケでんねん。